肌が弱くてシャンプーなどを使うと、かゆみや湿疹ができてしまう方が行なっている湯シャンと呼ばれる洗髪方法。
個人差はありますが人によって頭皮や髪の毛の臭いがきつくなってしまうことがあります。
自分では臭いに慣れてしまっているため気付きにくいのですが、周囲の人からするとかなりツーンとした臭いがしてしまうため、湯シャンをしていても臭いが気にしてしまう方もいるかもしれませんね。
湯シャンを始める方にはいろんな理由があるかと思いますが、人知れず不快に感じてしまっている方もいることを忘れないようにしなくてはいけません。
私の職場にも湯シャンを堂々と宣言している上司がいますが、やっぱり近寄ると臭いがきつくて耐え難いです。
その上司はすごく人柄も良くて良い方ですが、人によっては臭いのキツさを「スメハラ」と捉えてしまうかもしれないので気が気じゃありません。
そんな湯シャンについて、こちらの記事では「実際にどう感じているのか」とか「臭い以外の問題」などを詳しくご紹介していきます。
この記事を読むことによって、湯シャンを臭わせないコツや湯シャン以外の方法を知ることもできるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
湯シャンのみってどうなの?臭いの実態ついて口コミを調べてみたら…
まずは実際に口コミなどで湯シャンのみで洗っている人の印象をチェックしてみました。
やっている本人ではなく周りの人が体験した印象なので、かなり客観的な意見を知ることができるので、これから始めてみようと考えてみる方やすでに取り入れている方も参考にしてみてくださいね。
湯シャンの臭いの実態その1:迷惑にしている人がいるのでやめてほしい
- マカダミアナッツさん
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同僚の女性で湯シャンをしている人がいます。
私としては不快な臭いって程のものを感じたことがないのですが、他の同僚の中にはちょっと鼻についてしまう方もいるようです。
「ちょっとだけ鼻に刺さるような臭いがする…」なんて言っていました。
臭いの感じ方って人それぞれだから仕方のないことだと思いますが、一人でも臭いがきついと感じる人がいるのであればやめた方がいいんじゃない方と思います。
湯シャンをしている同僚は特に肌が弱いわけでもないし、ただ話題になっているからというミーハー的な感じでやっているので、それで他人に迷惑をかけるくらいなら別の方法を試してもらいたいです。
たしかに臭いの感じ方って人それぞれで臭いと感じる人もいれば、逆にいい香りと捉える方もいますよね。
香水なども自分ではいい香りと思っていても、他人からすればキツイ臭いに感じてしまうこともあるので、ひとつのエチケットとして周囲の人にも気を配らなくてはいけません。
特に湯シャンは匂いをよくするためにやっているわけではないですし、周囲の人が不快に感じているのであれば別の方法で頭皮環境や髪質の改善をしてあげた方がいいかもしれませんね。
湯シャンの臭いの実態その2:夏場の臭いはさらに強烈でどうにかしてほしい
- 草のハービィさん
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バイト先に湯シャンをしている人がいます。
普段から近くに行くと少し臭う感じがするのですが、ちょっと臭いがする程度なのであまり気にしていませんでした。
けれど夏の季節になると話は別です。汗のせいなのかはよくわからないですが、ものすごく臭いがきつくて正直気分が悪くなってしまったこともあります。
店長にこっそり相談したところ「あぁ…やっぱりみんなそうだったんだね」と、店長も気にしていたようです。
特にバイト先は接客業でもあるので、クレームにでもなったらたまったもんじゃないということで、店長から全員にたいして「夏場なので体臭などのケアは怠らないように」と周知されたのですが、一向に改善されませんでした。
むしろ湯シャンをしてる人はそのことにたいして「なにか臭いのことでクレームでもあったのかな?」なんていう始末…。
いや、あんたでしょうが!!と叫びたくなってしまいました。本当に勘弁してほしいです…。
やっぱり湯シャンをしている本人は臭いにたいしてなかなか気付くことができないんでしょうね。
直接言って関係がギクシャクしてしまうことも考えるとなかなか言えないし、もどかしいと思います。
人と接するような仕事をしているのであればもう少し臭いにたいしても気を使うべきですよね…。
湯シャンの臭いの実態その3:臭いもヤバいけど見た目からしてやめてほしい
- もーげるさん
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私の友達が湯シャンをしています。
なんでも芸能人とか有名な人がやっているということで始めてみたようなのですが、臭いも結構きつくてヤバかったのですが、それ以上に見た目がヤバすぎてドン引きしました。
地肌も髪の毛もベタベタになってしっとりしているというか…。
本人は「髪の毛にツヤが出た」と嬉しそうに言いますが、「いや、それただの皮脂じゃん!」ってツッコミたくなりました。
肩にも白い粉(たぶんフケ)も落ちていて、正直一緒に歩くのが恥ずかしいし不快でしかなかったので、その友達とはそれ以来会っていません。
他の友達から聞いた話ですが、いまだに湯シャンを続けているみたいでその友達も嫌悪感を感じたようで、もう会いたくないと言っていました。
自分だけで済む問題であればいいけど、間接的に周りを巻き込むようならやめてほしいです。
たしかに湯シャンは自分でも気づかないうちに周りを巻き込む可能性がありますからね。
もしやるにしてもかなり注意が必要です。
自分では気付かないうちに周囲の人に迷惑をかけてしまっているかもしれないので、ちゃんと臭いのケアもしてあげないといけませんね。
湯シャンによる臭いは頭皮の汚れによって繁殖した常在菌(雑菌)が原因
口コミなどではかなり臭いのことで不快に感じている方が多かったですが、この臭いの原因はどうして起きているのでしょうか。
基本的に頭皮や髪の毛が臭うというのは誰にでも起こりうる現象ですが、臭いが起きる根本の原因というのは、頭皮にもともといる常在菌という雑菌が繁殖してしまうことにあります。
この雑菌は湯シャンをしていなくても存在しているのですが、皮脂や汗を放置していることで急激に数を増やしてしまい臭いを強めてしまうんです。
この常在菌には皮脂や古くなった角質を栄養にする習性があり、それらを分解するときに発生する「脂肪酸」が臭いの原因になってしまうんですよ。
湯シャンの注意点や問題は臭いだけじゃない!その他にも起こる髪質や頭皮の変化
ここからは湯シャンをしていることで起きる臭い以外の問題をお伝えしていきます。
湯シャンを続けていくことで起きる可能性のある問題はたくさんあります。
これから湯シャンを始めようと考えている方やすでに湯シャンを行なっている方もチェックして、注意してあげるようにしましょう。
湯シャンによる頭皮や髪質の変化その1:頭皮や髪の毛が汚いせいでサラサラにならない
湯シャンをすると髪の毛がさらさらになるという情報があったりもしますが、人によっては適切な方法でできていないため、髪の毛や頭皮の汚れが残ってしまい、髪の毛がベタベタしてしまうことがあります。
これは皮脂汚れなどを湯シャンで十分に流し切ることができていないために、不要な皮脂などが髪の毛に付着してしまい、ベタつかせてしまっているんです。
髪の毛をサラサラにするためには皮脂は必要最低限にしてあげないとサラサラにすることはできませんし、皮脂があることで髪の毛がしっとり感が強くなってしまうので、ベタベタした印象を持たれてしまうので注意しなくてはいけません。
湯シャンによる頭皮や髪質の変化その2:髪の毛の根元がぺたんこになってしまう
湯シャンは必ずといっていいほど髪の毛の根元がぺたんこになってしまいます。
シャンプーを使って髪の毛を洗わないことで油分が髪の毛に残ってしまい、その重みで根元の立ち上がりが悪くなってしまうので、ふんわりとしたボリュームを出しづらくなってしまうんです。
もちろん元々の頭皮環境や髪質によっても多少の違いはあるかもしれませんが、特にトラブルを抱えていない方が湯シャンを取り入れた場合はこのようなトラブルを引き起こしてしまうので気を付けるようにしましょう。
湯シャンによる頭皮や髪質の変化その3:頭皮ニキビができる
ニキビは顔や背中だけでなく、頭皮にもできる可能性があります。
この頭皮ニキビができる仕組みは毛穴に皮脂汚れや古い角質が詰まってしまい、毛穴の中に入り込んでいた雑菌が繁殖してしまうことで発生してしまいます。
そうすることで地肌に赤い炎症を起こした湿疹のようなものができてしまい、かゆみや痛みを伴うことがあるんです。
湯シャンによる頭皮や髪質の変化その4:頭皮環境が悪化して髪の毛が抜ける
湯シャンをすると抜け毛が減るなどの噂もありますが、それはもともと頭皮環境が乾燥していたりする場合に限ります。
特にトラブルを感じていない人が湯シャンをすることで、なにも問題の無かった頭皮が皮脂や古い角質が溜まってしまい、そのせいで髪の毛が抜けやすくなってしまったり、髪がやせ細ってしまう原因になってしまうんです。
もともと地肌が乾燥していた人などが湯シャンをすることによって、頭皮の皮脂バランスを正常にすることができます。
ですがそうでもない人が湯シャンをすることによって頭皮環境は悪化するのは目に見えていますよね。
そのまま続けてしまうことで毛穴に皮脂汚れなどが詰まってしまったり、雑菌などが過剰に繁殖してしまい、抜け毛などを引き起こすリスクがあるので注意しなくてはいけません。
湯シャンによる頭皮や髪質の変化その5:髪の毛がギシギシになる
湯シャンを間違ったやり方で行なうと、逆に髪の毛が乾燥してしまってギシギシになってしまうことがあります。
その他にも髪の毛に残ってしまった汚れが溜まってしまい、指通りが悪くなってしまい、ギシギシと感じてしまうことがあるんです。
もし湯シャンをやるにしてもきちんと汚れを落としてあげないと髪の手触りが悪くなってしまうため、普段よりも念入りに流してあげる必要があります。
湯シャンでも臭わないようにするコツ!臭い対策にもなる正しいやり方
ここまでの内容で湯シャンだけでは、頭皮の臭いがかなりきつくなってしまう可能性があることはわかっていただけたと思います。
やっぱり頭皮の臭いがあると周囲からの視線もきつくなってきてしまうため、何かしら対策をしなくてはいけません。
そこでこちらでは湯シャンの臭い対策のコツをご紹介していきますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
湯シャンの正しいやり方とは?
そもそも湯シャンの正しいやり方というほ、ものすごくシンプルでシャンプーを使わず、頭皮マッサージをしてお湯ですすぐだけです。
ただしひとつだけ付け加えてあげることがあります。
それが「くしやブラシ」を使って髪の毛を梳かしてあげるということです。
ブラシやくしは髪の毛を梳かす目的で使われていますが、もともとは髪の毛に付着した汚れを落とすために使うものなので、これを必ず取り入れてあげるようにしましょう。
材質としては木製やプラスチックなどの硬い材質のものがおすすめです。また目が粗いものの方がしっかりと汚れを落とすことができますよ。
またお湯の温度に関しては、皮脂量や季節によっても変える必要がありますが、大体38~42℃くらいの温度でやってあげるといいでしょう。
湯シャンの臭い対策のコツその1:水圧は強めにする
まずは湯シャンをするときのコツは、水圧強めのお湯でしっかりと髪の毛をすすいであげるようにしましょう。
弱めの水圧では十分に汚れや皮脂を流すことができないので、意識してみるようにしましょう。
また髪の毛をすすぐ際にはいつもよりも時間をかけて入念にすすいであげるようにしなくてはいけません。
サッと流す程度では十分に汚れを落とすことはできないので、気を付けてくださいね。
大体ではありますが、最低でも3分から4分くらいの時間をかけてすすいであげるようにしましょう。
湯シャンの臭い対策のコツその2:塩を使って消臭する
実は塩には消臭効果があるんです。
その効果を利用して、頭皮や髪の毛の臭いが発生しにくくできるんですよ。
やり方は簡単で…
- 洗面器にお湯を張ってそこへ大さじ1杯分の塩を入れてあげます
- よく溶かしたら塩を混ぜたお湯を髪の毛にかけていき、全体になじませます
- 最後によく流して、必要に応じてリンスなどを使用して流してあげる
という流れでできるので、すごく簡単にできますよ。
ただひとつ注意点としてお伝えしておきたいのですが、塩を含んだお湯はアルカリ性に傾いてしまうため、海水に髪の毛が浸かったようなゴワゴワの状態になってしまいます。
また塩が完全に溶けたように見えても細かい粒子が残っているので、髪の毛をこすったりすると傷んでしまうリスクもあるので気を付けてあげましょう。
湯シャンの臭い対策のコツその3:ワックスなどのスタイリング剤を使用している場合
ワックスなどに含まれている油分はお湯だけでは十分にすすぐことができません。
そのため本来はあまりおすすめできないのですが、少量しかつけないという場合であれば、クレンジングオイルと同じような要領でホホバオイルやアルガンオイルを使って乳化してあげることでスタイリング剤を落とすことができます。
またリンスやトリートメントにも同じような効果があるので、試してみるといいですよ。
ただ地肌に直接つけてしまうとトラブルの原因になってしまうので、注意しなくてはいけません。
湯シャンは慣れるまでが気持ち悪い!
湯シャンについていろいろとご紹介してきましたが、はじめた当初はとにかく気分的にも気持ち悪く感じるでしょう。
私も数日試してみた経験がありますが、顔やおでこに髪の毛がくっついてしまうのが気持ち悪くてやめてしまいました。
しかもおでこにニキビまでできてしまったので、最初の頃はかなり我慢が必要になってしまうかもしれません。
湯シャンに慣れるまでは二日に一回程度にしてあげるなど工夫をしよう
どうしても湯シャンを取り入れたいけど、臭いなどが気になる場合は間隔を空けてやってみるといいですよ。
二日に一回はシャンプーするようにして、慣れてきたら湯シャンの間隔を長くしていき、最終的にはシャンプーのない状態に移行するようにするといいかもしれませんね。
特にやり始めた最初の頃は汚れや臭いがどうしても気になってしまうので、いきなり湯シャンに完全移行するのではなく、少しずつ移行してあげるようにしましょう。
湯シャンで髪の毛や頭皮がベタベタする期間はどれくらい我慢が必要?
湯シャンを始めた最初の頃は髪の毛や頭皮がとにかくベタベタしてしまいます。
このベタベタが改善されるまではそれなりに期間が必要で、その間はベタベタを我慢しなくてはいけません。
人によって改善されるまでの期間に差はありますが最低でも1ヶ月必要で、長いと半年くらいかかる人もいます。
湯シャンのみの臭いやベタベタに我慢できずにやめた人もいる
湯シャンは初期の場合、我慢を続けないといけないためそれが苦痛に感じてしまう方もいます。
そのせいで継続することができず途中でやめてしまう方もいるくらいなので、かなりしんどいものなんです。
私も実際に試してみましたが、ベタついた髪の毛が顔に付くのがどうしても嫌でやめてしまいました。
もしこれから始めようとしている方はそういった我慢が必要なので、効果を実感するまでは継続する必要があります。
湯シャンをやっていて髪の毛や頭皮が臭いと言われたら…
先ほども臭いの感じ方は人それぞれだとお伝えしましたが、人によってはそれを直接指摘する方もいるかもしれません。
それで断念するかどうかは個人の判断によりますが、一人でも不快に感じている人がいるのであれば臭い消しの対策をしてあげたり、やめた方がいいでしょう。
もちろん湯シャンをする方の中にはやむを得ない事情がある人もいるかもしれませんが、その場合は周囲の人にきちんと理解してもらう必要があります。
そのまま続けていても人間関係を悪化させてしまうこともあるので、気を付けてあげるようにしましょう。
湯シャンを取り入れて臭いを指摘されたらクリームシャンプーを試してみるのもアリ
もし湯シャンを始めてみて、頭皮や髪の毛の臭いについて指摘を受けてしまった場合、やっぱりお湯だけでシャンプーをするのは避けた方がいいと思います。
その代わりに「クリームシャンプー」という、泡立てないで髪の毛や頭皮を洗うことができるシャンプーをつかってみましょう。
これはシャンプーと謳ってはいますが、トリートメントやコンディショナーのようなクリーム状で、通常のシャンプーなどで使われている洗浄成分が含まれていないものなんです。
人によってはこのクリームシャンプーをクレンジングコンディショナーという方もいますが、実際に芸能人なども愛用している方がいるくらいなんです。
詳しい内容については別の記事でわかりやすくまとめているので、そちらも併せてチェックしてみてくださいね。
クリームシャンプーについてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事へ
湯シャンの代わりにおすすめなクリームシャンプー「わたしのきまり」
個人的におすすめしているクリームシャンプーがこの「わたしのきまり」という商品です。
インスタグラムなどで芸能人の方も紹介していて、結構注目が集まっているんですよ。
クリームシャンプーにはシャンプーとしての効果はもちろん、トリートメントやコンディショナー、頭皮マッサージなどをこれひとつでまかなえてしまうメリットがあります。
シャンプーの効果があると言っても、普通のシャンプーとは違ってクレンジングオイルで乳化して汚れを浮かせるようなイメージなので、必要以上に頭皮が乾燥することもありません。
それに「わたしのきまり」に配合されているオーガニック成分が皮脂汚れなどによる臭いをカットしてくれる効果もあるので、周囲の人を不快にさせることがありませんし、頭皮や髪の毛のべたつきも抑えてくれますよ。
詳しい内容については公式サイトに記載されているので、もし気になる方は一度試しにチェックしてみてくださいね。
まとめ
こちらの記事では湯シャンの臭いについて周囲の人がどう感じているのか、注意点などを詳しくご紹介させていただきました。
湯シャンは正しいやり方で続けることによって、乾燥した地肌を改善したりする効果などがありますが、その反面デメリットもあります。
自分だけの問題ではなくなってしまう可能性がある以上、それなりのリスクを理解したうえで始めなくてはいけません。
もしそれでも臭いが気になってしまう方は、先ほどご紹介したクリームシャンプーなどを使って、頭皮や髪の毛に負担をかけず、臭いや汚れを洗い落としてあげるようにしましょう。
そうすることで頭皮や髪の毛に悩みのない、快適なヘアライフを過ごすことができるようになりますよ。