頭がかゆくてどうしようもない…。
そんな悩みにシャンプーを使ってあげることで改善していくことができるなんて聞いたことってありませんか?
本当にシャンプーひとつでかゆみが治るのであればありがたいことですが、正直本当に対策できるのかなんて信じられないですよね。
「今まで使ってきたシャンプーでかゆみが治まったことなんてない!」なんて思ってしまう方もいるかもしれません。
ですがもしかすると、それは頭皮のかゆみに効果のあるシャンプーで対策をしてこなかったからかもしれなません…。
けれど自分の頭皮環境にあったシャンプーを使ってあげることによって、頭皮のかゆみ対策をしていくことができるんですよ。
そこでこちらの記事では、合わないシャンプーを使うことでどんなトラブルが起きてしまうのか詳しくご紹介していきます。
また頭皮のかゆみに効果のあるシャンプーを選ぶために1番チェックしたいポイントをご紹介していきますね。
この記事を読むことによって頭皮のかゆみを治すきっかけになるので、ぜひ参考にしてみてください。
頭皮のかゆみと原因にノンシリコンシャンプーが関係するって本当?
ノンシリコンシャンプーに変えた途端に「頭がかゆい!」ということになってしまった場合、もしかするとシャンプーが関係してかゆみを起こしてしまっているかもしれません。
もともと頭皮にかゆみが起きる原因というのが…
- 地肌の乾燥による影響
- 頭皮が傷ついてしまったことで起きる
- 普段の生活習慣による影響
- 頭皮に皮膚疾患が起きている
といったものがあります。
ノンシリコンシャンプーがいいという理由で内容をよく見ないで使ってしまうと、配合されている洗浄成分によってかゆみを起こしてしまうことがあるんです。
どういうことかというと、ノンシリコンシャンプーだからといって必ずしも頭皮にたいして優しい成分が使われているというわけではなく、場合によっては余計にかゆみを悪化させてしまうことがあります。
多くのノンシリコンシャンプーには洗浄力の強い「ラウリル硫酸Na」「ラウレス硫酸Na」「オレフィン(C14-16)スルホン酸Na」といった成分が配合されていて、必要以上に皮脂を洗い落として頭皮を乾燥させてしまうことがあるんです。
洗浄成分による乾燥だけじゃない!市販のノンシリコンシャンプーが頭皮のかゆみを起こす原因とは?
ノンシリコンシャンプーを安易に使うことによって、洗浄成分だけではなく「摩擦」によって頭皮を乾燥させてしまうことがあるんです。
シリコンという成分はもともと髪の毛の表面を覆うことで、すべりをよくしてあげたり、ツヤを出す効果があります。
ですがノンシリコンシャンプーを使うことによってすべりが悪くなってしまい、髪の毛がきしんだり指通りが悪くなってしまうことがあります。
そのせいで泡立ちが悪くなってしまい、頭皮を洗うときに摩擦が起きて乾燥させてしまうことがあるんです。
また十分に頭皮の汚れを洗い落とせなくなる可能性もあるので、気を付けないといけないんです。
頭皮のかゆみになってしまうならノンシリコンシャンプーはやめた方がいい?
ここまでの内容を見ていると「ノンシリコンシャンプーなんて使わない方がいいんじゃないの?」って思ってしまうかもしれませんね。
ですがノンシリコンシャンプーが悪いわけではなく、配合されている成分に問題があるので、しっかりとポイントを抑えて選ぶようにすれば問題はないんですよ。
たしかにノンシリコンシャンプーってきしんだり指通りが悪い印象がありますが、最近ではシリコンの代わりになるコンディショニング成分が入っていたりするので、きしみとかがあんまり気にならないんです。
それに洗浄成分についても強い成分が配合されているものを避けるだけでいいので、これも問題ないですよね。
例えばですが…
- コンディショニング成分…ポリクオータニウム-10、BG、ベタイン、〇〇油脂など
- 洗浄成分…〇〇アラニン、〇〇グルタミン酸、〇〇タウリンなど
といったものがあるので、シャンプーを選ぶときにチェックしてみるようにしましょう。
頭皮に合わないシャンプーはかゆみ以外にもトラブルを起こす可能性がある!
先ほどのノンシリコンシャンプーのように、自分の頭皮環境に合ったシャンプーを使ってあげないとかゆみを起こす原因になることがあります。
しかも、そのまま合わないシャンプーを使っていることでかゆみが悪化して、さらにひどいトラブルが起きることもあるんです。
そこでここからは頭皮に合わないシャンプーのせいでかゆみが起きて、それを放置したことで発生するトラブルについてお伝えしていきますので、ぜひチェックしてみてください。
シャンプーで起きた頭皮のかゆみで起きるトラブルその1:フケが発生する
頭皮が乾燥することによって、皮膚の水分量が皮脂量が低下してしまい、肌の表面にある角質という部分が剥がれていきます。
この剥がれた角質は垢としてだれでも発生するのですが、頭皮が乾燥することによって大きくなり、ぱっと見でもわかるようになるんです。
さらにかゆみがあることによって、頭を掻く回数も自然と増えるので、余計にフケが落ちやすくなってしまいます。
角質は外部の刺激から守るためにあるものなので、それが剥がれ落ちることによって余計にかゆみが強くなることもあります。
シャンプーで起きた頭皮のかゆみで起きるトラブルその2:頭のべたつきや炎症につながる
人によってはかゆみが起きた状態を放置していることで、頭皮を外部の刺激から守ろうと皮脂を過剰に分泌させることがあるんです。
そのせいで頭皮に痒みとベタつきを感じてしまうことがあります。
また皮脂が過剰に分泌されることによって、頭皮にいる常在菌と呼ばれる「マラセチア菌」が繁殖してしまい、強いかゆみをひきおこすことがあります。
さらにそのまま放置することでしっとりとした湿性のフケが出るようになり、炎症を起こすこともあるので注意が必要です。
この炎症は「脂漏性皮膚炎」と呼ばれていて、慢性化してしまうと完治しても再発しやすくなることがあるので早めに治療してあげることが大切です。
シャンプーで起きた頭皮のかゆみで起きるトラブルその3:キツイ臭いを発生することがある
頭皮のかゆみと一緒にキツイ臭いがしてしまう場合は皮脂が原因になっている可能性が高いです。
体質的に皮脂量が多かったり、乾燥を防ぐために皮脂を過剰に分泌されている状態のどちらかですね。
皮脂量が多くなることによって「常在菌(マラセチア菌)」が繁殖して臭いの原因になってしまうんです。
また頭皮は毛穴の数も多く、毛穴の中にある汗腺もたくさんあるため汗をかきやすい場所でもあります。
そのせいで余計に臭いがきつくなってしまうこともあります。
シャンプーで起きた頭皮のかゆみで起きるトラブルその4:かさぶたができてしまうこともある
頭皮がかゆくてついつい掻いてしまうことってありますよね。
けれど何気なく頭を掻いてしまうことによって、地肌を傷つけてしまいかさぶたができてしまうことがあります。
かさぶたにはいくつか種類があり…
- 白いかさぶた…頭皮の炎症が治った後にでき、フケとして剥がれ落ちていきます
- 黄色いかさぶた…強いかゆみで頭を掻きむしったことでできる、リンパ液が混じったかさぶた
- 赤っぽいかさぶた…爪などを立てて頭を掻いたときにできたかさぶたで、血が固まった状態です
以上のようにそれぞれ違いがあるのですが、かゆみが強いせいで頭を掻きむしることによってリンパ液や血液が流れ出てしまい、さらにかゆみを強くしてしまうことがあります。
シャンプーで起きた頭皮のかゆみで起きるトラブルその5:ニキビ(できもの)ができることがある
頭皮がかゆみをそのまま放置していることによって、頭にニキビ(できもの)ができてしまうこともあります。
皮脂が過剰に分泌されてしまい毛穴に詰まることによって、詰まった毛穴の中で菌が繁殖して炎症を起こすことによってさらにかゆみや痛みを感じることがあるんです。
頭皮がベタつきがちな人以外にも乾燥していることでも起きる可能性があるので注意しなくてはいけません。
皮脂量が少ない乾燥肌でも頭皮にニキビができてしまうのには理由があって、乾燥した状態というのは菌などから頭皮を守るためのバリア機能が低下しているような状態です。
そのせいで菌が繁殖しやすい状態になってしまうので、気を付けてあげる必要があります。
シャンプーで起きた頭皮のかゆみで起きるトラブルその6:最悪の場合は抜け毛や薄毛になることもある
頭がかゆいからといって、ずっと掻いていると抜け毛や薄毛につながってしまうって知っていましたか?
かゆみが起きているということは、つまり頭皮にトラブルが起きているということです。
そのままずっと放置していることによって頭皮環境が悪くなってしまい、健康な髪の毛を育てることができなくなって髪の毛が抜けるようなってしまったり、最終的には薄毛やハゲになってしまうこともあるんです。
かゆみの原因でもある乾燥や皮脂の過剰分泌によって、フケであったり皮脂が毛穴に詰まることで髪の毛がちゃんと生えてこなくなってしまうこともあります。
また頭皮を掻いたときにできる傷のせいで、そこから菌が入り込むことによって毛根部分の細胞が破壊されてしまい、髪の毛が生えてこなくなることもあるんです。
頭皮にかゆみがあるときは「保湿力」の高いシャンプーを選ぶのがベスト!
ここまでかゆみを放置していると起きてしまうトラブルについてご紹介してきましたが、やっぱり臭いや抜け毛などが起きるのは絶対にいやですよね。
そこでおすすめしたい対策方法はやっぱりシャンプーです。
シャンプーにもいろんな種類がありますが、頭皮のかゆみを抑えてあげるために1番意識したいのが「保湿力」です。
薬局などで手軽に買うことができるシャンプーを使っている方も多いですが、そういったシャンプーには保湿効果のあるシャンプーというのは配合されていません。
頭皮の保湿はかゆみ対策の中でも1番重要なポイントなので、最低でもここだけは意識してみるようにしましょう。
先ほどご紹介した「マイルドな洗浄成分」はもちろんですが、それ以外にも「ヒアルロン酸」や「ユズセラミド」などの高い保湿力を持っている成分が一緒に入っているものを選んであげるといいですよ。
そうすることで頭皮の状態が整って皮脂の分泌量を抑えることができるようになったり、乾燥を防いでかゆみを抑えることができます。
頭皮のかゆみケアには美容院でも使われているシャンプーがいい?
美容院などでも使われているシャンプーのすべてが良いものかと聞かれると、正直「そうです」とは言い切れないのですが、少なくとも薬局などで売っているものよりは効果が高いです。
安いシャンプーと比べると美容院のシャンプーは保湿効果のある成分が入っていたり、マイルドな洗浄成分が入っていることが多いので、頭皮のかゆみを抑えるのにはすごく適しているんです。
すべての安いシャンプーが悪いわけではないとは思いますが、かゆみのある頭皮にたいして負担をかけてしまうような添加物が入っていることも多いので、個人的には控えた方が無難ではないかと思います。
私が個人的におすすめしているのが、美容師さんが実際に作ったシャンプーで「ベルタシャンプー」というものがあるのですが、かなりしっとり感が強くてかゆみを抑えるのに効果があると思いますよ。
ベルタシャンプーはかゆみに効果のあるような成分が配合されていたり、ヒアルロン酸が入っているなど、頭皮環境を整えるシャンプーとしてすごく人気なんです。
口コミやSNSでの評価もすごく高くて私も愛用しているのですが、ちょっとしたかゆみとかも全然なくなってすごく快適です。
ボトルデザインもすごくかわいいし、刺激も少ないのでめっちゃいいですよ。
シャンプーとトリートメントがセットで3,218円(税込)でお試しができるのもすごくお得ですよね。
もっと詳しく知りたい方は公式サイトからチェックできるので、気になる方は一度チェックしてみてください。
頭皮にかゆみがあるときのシャンプー(洗髪)の回数はどれくらいがいいの?
頭皮がかゆい時にシャンプーをするとすごく気持ちいいですよね。
思いっきり洗うことができるしスッキリした気分にもなります。
けれどかゆみがあるからって1日に何度も洗うのは絶対にNGなんです!
先ほどから何度もお伝えしていますが、かゆみがあるというのは頭皮が乾燥した状態でもあります。
必要以上に頭を洗髪してしまうと余計に乾燥を進めてしまうため、かゆみを悪化させてしまってフケや臭いの原因になってしまうんです。
基本的に洗髪は1日に1回、寝る前にしてあげるように心がけてあげましょう。
頭皮にかゆみがあるときはシャンプー後も注意!
頭皮のかゆみが気になる場合はシャンプーをした後も気を付ける必要があります。
たまにですが、入浴後に髪の毛を乾かさない人っていると思います。
実はそのまま乾かさずに放置していることもかゆみを起こしやすい状況にしているんですよ。
濡れた髪の毛を放置していることによって頭皮の体温で蒸発した水分が髪の毛と頭皮の間にこもり、湿度が高くなることで菌が繁殖しやすい状態になるんです。
そうするとかゆみだけでなく臭いの原因にもなるので、できるだけ早めに髪の毛を乾かして菌が繁殖しないようにしてあげましょう。
まとめ
こちらの記事では頭皮のかゆみ対策とシャンプーの相性についてご紹介させていただきました。
結論から言うとシャンプーで頭皮のかゆみ対策はすることができます!
ただそれにはきちんと頭皮の状態に合わせたものを選んであげることが大切なんです。
「デザインが可愛いから」とか「安いから」という理由で選んだシャンプーだと、あとで後悔することもあるかもしれません。
そうならないためにも「保湿」を重視したシャンプーをしっかりとチェックしてから選んであげるようにしてくださいね。
そうすることでつらい頭のかゆみに悩むこともなくなるはずですし、ストレスフリーになるのでいしきしてみましょう!
また別の記事でもっと詳しいシャンプーの選び方やおすすめのシャンプーをご紹介しているので、そちらも併せてチェックしてみてください。