毎朝がんばって髪の毛をブローをしてキレイにしたり、アイロンで伸ばしても、時間が経つとうねってしまったり広がってしまうくせ毛…。

このようにくせ毛によるうねりや広がりを気にして悩んでいる方って意外と多いです。

正直改善できるものならどうにかしたいですよね。

私も髪の毛が生まれつきくせ毛で、雨の日とかは頑張ってアイロンでストレートしたのにお昼くらいになるとあっという間にうねうねした状態になってしまいます。

この記事を読んでいるあなたもきっと同じようにくせ毛で悩んでいることと思います。

そこで、こちらの記事ではくせ毛の原因を中心に改善や予防のためのポイントをご紹介していきますね。

この記事を読むことであなたのくせ毛を改善するきっかけになるので、ぜひ参考にしてみてください。

そもそもくせ毛とは?天パとの違いはある?

原因や改善方法をご紹介していく前に、そもそもくせ毛って何なのかをお伝えしていきますね。

くせ毛は簡単に言ってしまうと髪の毛にうねりが出たり、ハネたり、縮れてしまうことを指しているんですよ

ちなみにくせ毛とよく言うけれど、似たような言葉で天パというものもありますよね、

この2つにはどんな違いがあるのか…結論から言ってしまうと違いはないんですよ。

同じ「くせ毛」として扱われているものなので明確な違いはないのですが、名前のニュアンスというか雰囲気からくせ毛はちょっとうねったりする程度で、天パはクセが強いイメージを持っている方が多いんです。

梅雨などの季節になるとくせ毛がひどくなる原因って?

くせ毛さんにとって1番つらい季節が梅雨などの湿気が多い時期ですよね。

梅雨の季節のように湿度の高い時期になると髪の毛は空気中の湿気を吸収する特徴があります。

直毛で健康的な髪の毛には全体の10~13%くらいの水分をキープしていると言われていて、梅雨のような季節はその水分量が増えてしまうことでうねりを起こしてしまうんです。

髪の毛には水分を吸収しやすいたんぱく質と、逆に水分を弾いてくれるたんぱく質があり、水分を吸収した部分は柔らかくなって伸びやすい状態になります。

逆に水分を弾く部分は伸びにくく硬いままなので、髪の毛の中で伸びやすい部分と伸びにくい部分があることでうねりを起こしやすい環境ができてしまうんです。

梅雨でくせ毛が出やすくなる原因は髪の「水素結合」が関係してる

ちょっとマニアックな内容になってしまいますが、髪の毛にはいろんな結合方法があり、その中に「水素結合」というものがあります。

この水素結合を簡単に説明すると…

髪の毛が水分を吸収することによってもともとの結合が切れ、乾くことによって再結合する性質のことです。

たとえばシャワーを浴びたりすると髪の毛ってクタ~っとしますよね?これは髪の毛の水素結合が濡れることで切れてしまったためです。

逆にドライヤーで髪の毛を乾かすと元の状態に戻りますが、これは髪の毛の水素結合が再結合したからなんですよ。

湿度が高かったりすると、水分を吸収しやすいたんぱく質が湿気を吸ってしまい、部分的に柔らかくなるせいでクセがひどくなってしまうんです。

くせ毛を引き起こしてしまう理由には生まれつきのものと後天的なものがある

くせ毛というと多くの方が先天性、つまり生まれもったものだと思いますよね。

ですがそれ以外にもくせ毛を引き起こしてしまう原因というものがあるんですよ。

そこでここからはくせ毛の原因となってしまう2つの要因を詳しく掘り下げていきますね。

くせ毛を引き起こす1番の原因には高確率で遺伝する先天性の要因がある

まずくせ毛を引き起こす理由として1番多いのがこの生まれ持ったクセ毛です。

これは両親のどちらか、もしくは両親ともにくせ毛の場合に起こりやすいものなんですよ。

たとえば両親のうちどちらかがくせ毛の場合で、遺伝する確率が50%くらいになると言われています。

また両親ともにくせ毛の場合については80%くらいの割合でくせ毛が遺伝すると言われているんです。

そう考えると両親のうち片方だけがくせ毛だったとしても、かなりの高確率で遺伝してしまうんです。

いわゆる「優性遺伝」と言われていて、通常よりも遺伝しやすいものなんですよ。

遺伝によるくせ毛は頭皮の毛根部分が変形している

遺伝によってくせ毛が起きてしまう場合、頭皮から髪の毛を生やすためにある毛穴が変形しているせいなんです。

本来であれば毛根部分から上に向かって道ができているのが普通なのですが、遺伝によって髪の毛の通り道(毛穴)が真っすぐになっていないことで、外に出ている髪がうねりやクルクルとした状態になってしまいます。

毛穴の部分がどのような形状になっているかでクセの出方にも大きな違いがあり、そのためくせ毛にも個人差があるんですよ。

生活習慣などの影響によって起きる後天的な要因もくせ毛を引き起こす理由になる

もともと髪の毛が真っすぐなストレートだったのに、いつからか急にうねりが出るようになってしまった方も少なくないのではないでしょうか。

その場合は遺伝などが関係しているわけではなく、生活習慣などの影響でうねりやクルクルの状態にしてしまっていることがあるんです。

ここからは後天的に起きるくせ毛の原因をお伝えしていきますので、ぜひチェックしていきましょう。

後天的要因1.加齢がくせ毛の原因になることもある

人は年齢を重ねると次第に皮膚を支える筋力が衰えてしまったり、肌の水分量が低下するなどして皮膚がどんどん垂れ下がり、いわゆる「たるみ」を引き起こします。

たるみというと、顔や二の腕、お腹などを連想する方が多いかもしれませんが、実は頭皮にもたるみという症状が起きるんです。

若い時はたるみがなく真っすぐだった髪の毛も年齢を重ねることで頭皮がたるむことによって毛穴が変形してしまい、髪の毛にうねりを起こしてしまう場合があるんですよ。

もともとくせ毛の方は年齢によってどんどんクセが強くなることもあるのでエイジングケアもしなくてはいけませんね。

後天的要因2.くせ毛を引き起こす原因が思春期と関係することもある!

後天的にくせ毛になってしまう原因には思春期が関係することもあるんです。

これはホルモンバランスが関係していて、もともと髪質が細くて柔らかい状態だったのが、成長期に入って体の成長と一緒に髪質に変化が起きたことが考えられます。

どういうことかというと、大人になるにつれて髪質が太くなり、目立たなかったクセがはっきりとわかる状態になってしまったということです。

つまりもともとくせ毛ではあったけれど、髪の毛が軟毛なためわかりづらかったのが、硬い髪の毛に変化したことによって目立つようになってしまったわけですね。

ちなみに成長期のホルモンバランスの変化によって、逆にクセが弱くなったという人もいます。

後天的要因3.くせ毛の原因にはストレスが影響することもある

「ストレスでくせ毛になることなんてあるの?」と感じてしまう方もいるかもしれませんが、ひとつの原因として考えられます。

これはストレスを過度に溜め込むことによって、人は自律神経という部分に大きな影響を与えます。

自律神経にはホルモンバランスを整える役割があるのですが、ストレスを溜め込んでしまうとホルモンバランスにまで影響が及び、男性ホルモンと女性ホルモンのバランスが崩れてしまうんです。

特にストレスが溜まると自律神経の「交感神経」の作用が高まってしまい、男性ホルモンの働きが強くなります。

そうすると皮脂の分泌量が増えて毛穴を詰まらせてしまうんです。詰まった毛穴の形状がいびつな状態になることによってクセが出やすくなってしまうんですよ。

後天的要因4.普段の食事もくせ毛になる原因と大きな関係がある

普段から食事に気を遣っている方は大丈夫だと思うのですが、自分の好きなものばかり食べている方は注意が必要です。

特に脂っぽいものを中心にお菓子やファストフードばかり食べている場合、皮脂の分泌量が増えてしまいがちになります。

通常よりも多く分泌された皮脂は毛穴の中に詰まって毛穴の形状をいびつにしてしまい、結果としてうねりを引き起こしてしまうので、もし思い当たる方は気を付けるようにしましょう。

後天的要因5.産後や妊娠中のホルモンバランスの変化もくせ毛の原因になる

産後や妊娠中にも今まではほとんど目立たないくらいのクセだったのに、急にクセがひどくなってしまうことがあります。

またもともと直毛だったのにいきなりくせ毛になってしまうこともあるんです。これは先ほどから何度か出ている「ホルモンバランス」が関係しています。

特に妊娠中や産後はホルモンバランスが乱れがちになったり、分泌量が低下することもあります。

女性ホルモンには「エストロゲン」と呼ばれるものがあるのですが、これは髪の毛や頭皮の潤いを保つために必要なものです。

エストロゲンの量が低下することによって頭皮環境が乱れてしまい、頭皮のたるみを起こしやすい状態になるのでくせ毛がひどくなってしまったり、くせ毛になってしまうことがあります。

さらに妊娠中や胎盤を通して栄養を送り、産後は赤ちゃんに栄養を与えるために母乳を与え続けます。

そうすると自分の体内に必要な栄養はカラカラになってしまいがちになるため、髪の毛に必要な栄養を送り届けることができなくなります。

髪の毛は乾燥したりすると周りを覆っている「キューティクル」という部分が開いてしまい、空気中の水分を吸収しやすくなってしまうんです。

そのため髪の水分を吸収しやすい部分と、逆に弾きやすい部分の差が出やすくなってうねりが強くなってしまいます。

後天的要因6.間違ったヘアケアがくせ毛の原因になる

髪の毛は女の命といってもいいくらい大切なものです。普段から髪の毛のケアを怠らないようにしている方がほとんどだと思います。

ですがもしかしたらそのヘアケアが原因でくせ毛を引き起こしてしまうこともあるんです。

たとえばシャンプーやトリートメント。くせ毛用のシャンプーであったりトリートメントを使っている方も多いのではないでしょうか。

もちろん私も使っているのですが、本当にくせ毛のためのシャンプーやトリートメントでしょうか?

先ほどもご紹介しましたが、くせ毛の髪の毛は部分的に乾燥しているところとそうでない部分があり、そのせいでうねりを引き起こしてしまったり、クセを強めてしまうことがあるんです。

そのため髪の毛にしっかりと潤いを与えるシャンプーやトリートメントを使ってあげるというのはとても大切なんですよ。

「洗い上がりがしっとりしているから」というだけでは効果がないんです。

ちなみに私が今使っているくせ毛専用のシャンプー「クイーンズバスルーム」というものがあるのですが、しっとりと洗い上げることができてうねりや髪の広がりを抑えることができて個人的に気に入って使っています。

あまり聞きなれないかもしれませんが、髪の毛や頭皮に必要な成分がたっぷりと含まれていて、くせ毛をしっかりとまとめておさまりのいい状態にしてくれますよ。

最近人気のノンシリコンタイプのアミノ酸シャンプーなのですが、ノンシリコンなのにトリートメントとかしなくてもきしんだり指通りが悪くなることもないのが最高です!

今だと1,300円でお試しすることもできるので、一度試してみるとその良さがわかりますよ。

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襟足や前髪などのくせ毛がひどくなる原因について詳しく紹介!

人によっては部分的にくせ毛があったり、全体的にくせ毛であっても部分的に強い場所がある方もいます。

そこでここからは特に多い部位別のくせ毛の原因についてご紹介していきますね。

特に悩むことが多い部位というのが…

  • 前髪や顔回りの髪
  • 襟足の髪の毛

といった場所なので、もし「これ当てはまる!」と感じた方は参考にしてみてください。

前髪や顔回りのくせ毛が強くなる原因

前髪や顔回りの髪の毛は相手の印象を決める大事な部分です。普段からものすごくお手入れしているのではないかと思います。

けれどどうしてこの部分だけクセが強く出てしまうのか…。

できることならどうにかしたいですよね。前髪や顔回りの髪にクセが強く出てしまうのは、「全体的に短い毛が集まりやすい」というものがあります。

髪の毛は長ければ長いほど重みで真っすぐになりやすくなるのですが、短いとそうはいきませんよね。

逆に短いとクセが強くなってしまいがちになるので、気になるようであれば伸ばしてみるのもひとつの方法です。

もちろん生え癖など関係でクセが強くなってしまうこともありますが、多くは髪の毛の長さが関係しています。

襟足のくせ毛が他よりも強くなる原因

意外と気になってしまうのが襟足のくせ毛ですよね。

実は私も襟足の髪の毛が真上に向かって生えているので、短くすると浮いてしまうんです…。

伸ばしてもちょっと浮いてしまうため、かなり悩んでいます。

このように浮き癖がある場合はもともとの生え癖なため、髪の毛を長く伸ばしてあげるかちょっと上の部分にまとめてしまうのがいいです。

また人によっては襟足の部分だけうねりが強く出てしまう方もいると思います。

襟足は髪の毛に覆われている場所でもあるため、自分でも気づかないうちに汗をかいたりしてクセが強く出てしまうことが原因として考えられます。

その他にも就寝中についた寝癖がちゃんと取れていないことも理由のひとつです。もし毎朝ちゃんと根元からブローをしているのに時間が経つとクセがひどくなってしまう場合は汗などが原因でしょう。

くせ毛にはいろんな種類がある!それぞれの見分け方を画像付きで解説!

くせ毛にはいろんな種類があるってご存知でしたか?

人によって軽くうねるようなくせ毛だったり、まるでパーマをかけたようなクルクルのくせ毛だったり…。

本当にいろんなタイプがあります。そこでここからはくせ毛の種類について詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてくださいね。

くせ毛の種類 その1:日本人に多いくせ毛の原因である波状毛(はじょうもう)

波状毛は日本人に1番多いと言われているくせ毛の種類です。

名前の通り波を打つようなクセが特徴で、うねうねとするようなクセなんですよ。強弱は個人差があるので、軽くうねる人もいれば本当に波を打つようなクセになってしまう方もいます。

また人によってはクセが全然出ない人もいたり、部分的にクセが出る人もいれば全体的にクセが出る人もいるのが特徴です。

ちなみに私のくせ毛のタイプもこの波状毛で、わりと強いクセなのでパーマをかけたような感じになります。

波状毛の見分け方や判断方法

波状毛かどうかを判断するときは、まず自分で髪の毛を1本抜きます。

そして抜いた髪の毛を指で挟んで軽く滑らせていき、ボコボコした感じがせず、垂らしてみたときに少しでもうねりや波を打ったような状態であれば捻転毛だと言えます。

髪の毛の状態によっては挟んで滑らせたときに引っかかりを感じることがあるので注意してくださいね。

くせ毛の種類 その2:髪の毛がねじれている捻転毛(ねんてんもう)

捻転毛は髪の毛がねじれているようなくせ毛が特徴で、ぱっと見では波状毛のように見えたりもします。

ただよく見ると髪の毛に細い部分と太い部分があるため、切れ毛になりやすい特徴があるんです。

またクセがひどいと髪の毛が縄のようにねじれているようなこともあり、髪の毛にツヤ感がありません。

捻転毛の見分け方や判断方法

捻転毛も髪の毛を1本抜いて、まずは手触りをチェックしてみましょう。

もしざらつきがあり、つるっとした感じがしない場合やよく見たときにねじれがある場合は捻転毛だと言えます。

また髪の毛の表面にツヤがある部分とない部分があるので、よくチェックしてみましょう。

くせ毛の種類 その3:ボコボコした髪の毛が特徴の連珠毛(れんじゅもう)

連珠毛は髪の毛1本の中で太さにばらつきがあり、数珠が連なっているようなクセなので全体的にボコボコしているのが特徴です。

このくせ毛の種類は日本人にはあまり多くないタイプで、髪の毛自体がものすごく脆くて弱いので簡単に折れてしまったり、切れ毛になってしまうんです。

一見ストレートヘアのようにも見えるのですが、ゴワゴワとしているせいか広がりやすくツヤも出にくいクセなんですよ。

またストレートパーマや縮毛矯正を使用としても、細くなっている部分が薬剤の影響を受けやすく、切れ毛になってしまうこともあるのでものすごく対処しにくいくせ毛の種類でもあります。

連珠毛の見分け方や判断方法

連珠毛の見分け方についてはとてもシンプルです。

髪の毛を1本抜いたときに手触りをチェックするのですが、この時にごつごつとした触り心地がある場合は確実に連珠毛です。

イメージとしては髪の毛に結び目をいくつかつくって滑らせてあげたような感じがします。

またよーく見てみると髪の毛がボコボコしているのがよくわかります。

くせ毛の種類 その4:チリチリとした縮れ毛が特徴の縮毛(しゅくもう)

縮毛は日本人にはあまりなじみのないくせ毛ですが、細かく縮れた状態のクセが特徴です。

人によってはらせん状になっていることもあるのですが、何と言っても他のくせ毛よりもクセが強い特徴があります。

見た感じは髪質が太くしっかりとした毛質をイメージしがちですが、多くは意外と傷みやすい場合がほとんどです。

特に海外の人に多く見られるくせ毛の種類でもあります。

縮毛の見分け方や判断方法

縮毛は見分ける必要がないくらいのクセで、髪の毛を抜いて垂らしたときに細かく縮れているので判断しやすいです。

髪の毛が乾燥しやすくツヤ感がないことも多いため、よく見るとパサついています。

また指で挟んで滑らせてみるとゴワゴワしていることが多いんですよ。

くせ毛の対策は種類によって必要なものが全然違う!


ここまでくせ毛の原因や種類について詳しくご紹介してきましたが、原因や種類によって適切な対策方法というのが全然違ってきます。

もちろん共通して効果が期待できるものもありますが、むやみに手を出しては逆効果になってしまうこともあるんです。

私自身もくせ毛を少しでも良くするためにいろんなケアをしてきました。でもそのすべてが効果があるわけではなかったんです。

時には後悔することもありました。この記事を読むあなたがそういった思いをしないためにも正しいくせ毛のケアを見つけていかなくてはいけません。

もしどうやってケアすればいいのかわからない方は、別の記事でくせ毛に効果的な対策方法をご紹介しているので、そちらの記事も併せてチェックしてみてください。

まとめ

こちらの記事ではくせ毛の原因や種類を詳しくご紹介させていただきました。

くせ毛とひと言でいっても様々なことが原因でクセを引き起こしています。

自分のくせ毛の原因を知ることってものすごく大切で、知らないままケアをしていくと逆に髪の毛を痛めてしまう原因になってしまうんです。

髪の毛をキレイに保つためにも自分のクセの種類をしっかりと理解して、自分のくせ毛に合ったケアをしていくことが大切です。

そうすることでいつまでもツヤのある美髪でいられるようになり、オシャレを楽しむことができますよ。