普段何気なく使っているドライヤーって、ある日突然壊れてしまったりしますよね。

髪の毛を乾かそうとしたときにドライヤーのスイッチを入れても動かなったりすると、本当に困ってしまいますよね。

ちゃんと髪の毛が乾かせないと頭がボサボサになってしまうし、半乾きのまま放置することで頭が臭ってしまうこともあります。

けれどこれだけならまだいい方です。

場合によってはドライヤーが壊れてしまうことでビックリするような事件を起こしてしまうこともあるので、本当に気を付けなくてはいけません。

ドライヤーは何の前触れもなく壊れてしまうこともあるかもしれませんが、実は気付いていないだけで故障する前にはいろんなサインを出していたりするんです。

危険をできる限り避けるためにも、こちらの記事ではドライヤーの寿命やそのサイン、お手入れ方法などを詳しくご紹介していきます。

この記事を読むことによって、ドライヤーを長持ちさせることもできるようになるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

ドライヤーの寿命は法定耐用年数で目安がわかる!

ドライヤーに限らず、家電製品などには「法定耐用年数」という、製品の寿命となる目安が定められています。

使い方やメーカーによっても多少の違いはあるかもしれませんが、目安を知っておくことでいざというときに備えることができます。

基本的にドライヤーの法定耐用年数というのは「5年」が目安になっているんです。

ドライヤーにはモーターがついていて、これは使えば使うほど寿命を消耗していくので、目安の5年が経っても大丈夫という方もいれば、3年くらいで壊れてしまう方もいます。

なのでドライヤーの法定耐用年数はあくまでも目安だということは忘れないようにしておきましょう。

ドライヤーの寿命は連続使用時間だとどれくらい?

ドライヤーの寿命が目安で5年ということはわかりましたが、時間にするとどれくらいなのでしょうか?

連続使用した場合のドライヤーの寿命は150時間くらいが目安と言われているので、これを1日1回使用した場合で考えると、1回あたり5分くらい使うことで5年は持つような計算になります。

けれど毛量や髪の長さによって乾かす時間はバラバラですよね。

そのため一概に1回5分で終わるとも言い切れないので、5年も壊れずに持つとは考えられません。

ドライヤーの故障は寿命以外にもほこりが原因になることもある

ドライヤーの故障は寿命以外にもいろんなものが考えられます。

その中でも1番多いのが「ほこり」による故障で、長年使っていることによってフィルターや送風口から内部にほこりが侵入してしまい、ドライヤーが壊れてしまうことがあるんです。

内部に入り込んでしまったほこりがモーターから発生する熱によって燃えてしまい、そのせいで壊れてしまうことがあります。

またほこり以外にも髪の毛が内部に入り込んでしまったり、湿気の多いところで保管していたりすることで故障してしまうこともあるので、お手入れだけでなく保管の仕方にも注意が必要なんですよ。

ドライヤーの寿命で絶対に見逃してはいけないサイン

ここからはドライヤーの寿命が近づいてきているときのサインについてご紹介していきます。

長年使ってきたドライヤーが壊れそうになると、何かしらの症状が起きることがほとんどです。

いきなり壊れるということはなかなかないので毎日しっかりとチェックしておくことが大切なんですよ。

このサインを見抜くことができれば危険な思いをしなくても済むようになるので、しっかりと覚えておくようにしましょう。

ドライヤーの寿命のサインその1:焦げ臭いニオイがする

ドライヤーの寿命が近づいてくると一番多いサインというのが焦げ臭いニオイが発生するというものです。

内部の導線が焼き切れていたり、内部に侵入したホコリや髪の毛が燃えることによって焦げ臭いニオイを発生させてしまうんです。

臭いに関しては敏感な人もいれば、なかなか気付かない方もいるので注意が必要です。

少しでも臭いに違和感を感じたのであれば、すぐに使用を中止するようにしましょう。

ドライヤーの寿命のサインその2:変な音(異音)がするようになる

ドライヤーの寿命が近づいてくると、モーターからおかしな音が出てきたり、中でカラカラ音がすることがあります。

この状態でもしばらくは使うことができるのですが、そのまま使っていることで急に動かなくなってしまうこともあるため気を付けなくてはいけません。

特に冬の季節だとものすごく寒い思いをしてしまうので注意が必要ですね。

これは内部にあるファンに異常が起きていたり、部品が破損しているせいで起きるようなトラブルのため、そのまま使っていると思わぬトラブルが発生する可能性もあります。

なので変な音がする場合はすぐに使用をやめるようにしてください。

ドライヤーの寿命のサインその3:熱を持ってしまう

ドライヤーには内部の温度が上がらないようにするためのセンサーのようなものがついています。

けれど寿命が近づいたドライヤーの場合、このセンサーが壊れてしまうこともあり、そのせいで熱を抑えることができなくなってしまって持てないくらい熱くなってしまうことがあるんです。

持てない以上使うことはできないと思いますが、無理をして使うとやけどのリスクがあったりと思わぬトラブルを引き起こす原因になるので気を付けてくださいね。

ドライヤーの寿命のサインその4:煙が出るようになる

必死で髪の毛を乾かしていると気付きにくいですが、ドライヤーの寿命が近づくとまれに煙が発生するようになります。

それに合わせて焦げ臭いニオイを発生することもあるので注意深くチェックしておくようにしましょう。

これもドライヤーの内部にあるモーターの故障やホコリなどが燃えたことによるトラブルなので、日頃のお手入れをしっかりとしていればある程度は防ぐことができます。

ドライヤーの寿命のサインその5:イオンドライヤーの場合はイオンがつかない・出ない

イオンドライヤーの種類にもよりますが、イオンを発生させる装置には発光するようになっていて、寿命が近づくとこのイオンの光がつかなくなってしまいます。

またそれと同時にイオンが発生しなくなってしまうので、髪を乾かしても仕上がりに違いが出るようになります。

イオンが出なくなっただけで髪の毛を乾かす分に支障はありませんが、そのまま使っていることで更なる故障が起きることも考えられるので、できるだけ早めに使用を中止するようにしましょう。

【危険】寿命が来たのに放置してドライヤーが壊れた時に起きるトラブル!

こちらでは先ほどご紹介したドライヤーの寿命のサインを無視してそのまま使い続けてしまった場合、起こってしまうトラブルについてお伝えしていきます。

そのまま放置することで本当に怖い思いをしてしまうこともあるので、十分に気を付けてくださいね。

ドライヤーの寿命がきて放置すると起きるトラブルその1:火花が出てやけどの危険がある

先ほどお伝えしたサインを無視して使い続けることによって、内部の導線などがショートしてしまい、火花が飛び散ることがあります。

私も以前使っていたドライヤーが7年くらい使っていた年代物だったのですが、ちょっと焦げ臭いニオイがしていたけれど無視して使い続けていたら急にドライヤーから火花が噴出したのにはびっくりしました。

そのせいで右手とあごに軽いやけどを負ってしまったので、大事に至らなくて本当によかったですが、寿命のサインを無視して使うとこのようなトラブルが起きるので気を付けるようにしましょう。

ドライヤーの寿命がきて放置すると起きるトラブルその2:温風が出ない

ドライヤーの内部にあるモーターが故障することによって、熱を発生させることができなくなり、温風が出なくなってしまいます。

トラブルとしては軽いものではありますが、濡れた髪の毛を乾かそうとしているときに温風が出ないのは死活問題ですよね。

そのまま使っていて別の問題が起きても恐いので使うこともできなくなってしまうため、そうなる前にしっかりと問題が起きていないかチェックしておくようにしましょう。

ドライヤーの寿命がきて放置すると起きるトラブルその3:発火や火事の危険がある

ドライヤーの寿命が近づいているにも関わらず、そのまま使い続けることによってドライヤーが発火して火事に発展してしまうこともあります。

そうなったときのリスクはかなり大きいので、寿命が近づいたドライヤーを使用するのはやめましょう。

焦げ臭いニオイや異音、発熱しているようなドライヤーは絶対に使ってはいけません。

ドライヤーの寿命がきて放置すると起きるトラブルその4:ドライヤーが爆発する

ごくまれにですが、寿命が近づいたドライヤーをそのまま使い続けていることで爆発を起こしてしまうことがあります。

爆発といっても周りのものが吹き飛ぶようなものではなく、ドライヤーの付け根や送風口から思いっきり火花が飛び散るような現象なのですが、ほこりなどが燃えてしまったり、配線が断線してしまうことで起きます。

それでいて使用中という条件が組み合わさることで、ビックリするような音と火花が飛び出すようになってしまうんです。

私も2台目に購入したドライヤーが爆発音とともに火花と煙をまき散らしたので、あの時は本当に腰が抜けるような思いをした経験があります。

故障時に起きるトラブルの中ではまれな現象ではありますが、本当に怖い思いをするので気を付けてください。

ドライヤーの寿命がきて放置すると起きるトラブルその5:電源を入れてもつかない・動かない

当然ではあるかもしれませんが、ドライヤーの寿命がきてしまうことで電源を入れても動かなくなってしまいます。

内部が破損してしまったり、配線が切れてしまうことで通電できなくなるので、動かなくなるのは必然的ですよね。

そのまま電源を入れておくことで思わぬトラブルを起こしてしまうこともあるので、電源がつかいないと思ったらすぐに使用をやめましょう。

ドライヤーの寿命がきて放置すると起きるトラブルその6:漏電して感電してしまう

今までの壊れ方とはちょっと違うのですが、ドライヤーが壊れることで漏電してしまい、まれに感電してしまうことがあります。

主にドライヤーの付け根部分にあるコードを覆っているビニールがねじれなどによって破けてしまい、そこへ電源を入れたときに触れることで感電してしまうことがあるんです。

程度がよければ軽くビリっと来るくらいですが、ひどい場合はヤケドのような状態になってしまったりするので気を付ける必要があります。

ドライヤーが壊れたときはどうやって対処すればいい?

ここまでドライヤーの寿命のサインや放置した時のトラブルについてご紹介させていただきましたが、万が一サインに気付かず壊れてしまった時の対処方法をお伝えしていきます。

基本的にドライヤーが壊れてしまった時は「処分して買い替える」「メーカー修理に出す」という方法しかありません。

そこでこちらでは処分の仕方や修理に出す時の注意点などを詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

正しい捨て方とは?ドライヤーが寿命で壊れてしまった時の処分方法

いざ壊れてしまったドライヤーってどうやって処分していいのかよくわからない方がほとんどではないでしょうか?

「不燃ごみ?それとも粗大ごみ?」と、きっと悩んでしまうと思います。

実はドライヤーの処分にはいろんな方法があるのですが、それぞれわかりやすくお伝えしていきますね。

寿命で壊れたドライヤーの捨て方その1:不燃ゴミか粗大ゴミとして廃棄する

まずひとつめの処分方法としては自治体の決まりに合わせて廃棄するというものです。

いま住んでいる自治体によって廃棄の仕方に違いがあるので確実なことは言えませんが、多くの自治体はドライヤーの処分方法として不燃ごみ扱いにしているところが多いです。

なかなかありませんが、ドライヤーのサイズによっては粗大ゴミとして扱われることもあるので、役所に一度確認してから処分してあげるようにしましょう。

また役所には小型家電製品を回収するボックスなどが設けられていたりするので、近所に役所があれば持っていくのもアリですよ。

主に市区町村が運営する公共施設に設置されているので、ネットで一度確認してみたりしましょう。

寿命で壊れたドライヤーの捨て方その2:家電量販店で回収してもらう

一部の家電量販店では壊れたドライヤーを回収してくれるサービスがあったりします。

ドライヤーというのは小型家電製品リサイクル法の中に含まれているものなので、このようなサービスを行なっているお店があるんですよ。

店頭に公共施設のような回収ボックスが設置されていたりもするので、ドライヤーを買い替えるときに一緒に持っていくといいですよ。

ただ量販店によっては設置していないお店もあるので、事前に確認しておくようにしましょう。

ドライヤーが故障した場合にメーカー修理へ出す

ドライヤーが壊れてしまった時、次の対処方法としてはメーカーへ修理に出す手段があるのですが、いくつか注意しておきたいことがあります。

メーカーへ修理に出す際には保証書が必要になってくるので、購入した時に付属している保証書をもっていかなくてはいけません。

有効期限は購入日から1年間ではありますが、念のために保管して持っていくようにしてください。

またドライヤーを修理に出すと最低でも1~2週間は預けることになるので、その間はドライヤーがない状態になってしまうので注意が必要です。

ドライヤーを修理に出したらレンタルはない!

ここでもうひとつ注意しなくてはいけないことがあります。

それはドライヤーをメーカーへ修理に出した際、預けている期間はドライヤーがない状態で過ごさなくてはいけません。

しかもメーカーや購入店から代わりのドライヤーをレンタルすることはできないため、別でドライヤーを用意しなくてはいけません。

それであれば修理に出す必要はないですし、買い替えてしまった方が手っ取り早いので、個人的にはメーカー修理に出すよりも新品に買い替えてしまった方が得策だと感じます。

ドライヤーをお手入れすることで寿命を長持ちさせるメリットがある!適切な掃除方法とは?

普段からドライヤーのお手入れをしている方ってあまりいないのではないかと思います。

けれどきちんとドライヤーのお手入れをしてあげることによって寿命をのばすことができ、ドライヤーの機能を維持することができるので、定期的にお掃除してあげるようにしましょう。

最低でも1週間に1回くらいのペースでやってあげるのがベストです。

またここからはドライヤーのお掃除方法をご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

ドライヤーのお手入れ方法その1:フィルターついたほこりのお掃除の仕方

ドライヤーのフィルターに大量に付着したほこりは定期的にお掃除してあげる必要があります。

そのまま放置すると内部に入り込んでしまい、焦げ臭いニオイを発生させてしまったりする可能性があるため、ちゃんとお手入れしてあげましょう。

お手入れの方法はすごく簡単で…

  1. ドライヤーのうしろ(側面)に吸い込み口があるので、取り外せる場合は取り外してフィルターを外す
  2. 取り外したフィルターを指でなぞってほこりを取り除いてあげる
  3. あまりにもほこりの量が多い場合はフィルターをぬるま湯で洗い乾かしておく
  4. もし取り外しができないタイプの場合は湿らせた綿棒でほこりをとる

以上の流れで簡単にお手入れをすることができますよ。

また風を送り出す吹き出し口も湿った綿棒を転がしてあげることによって、絡まったほこりを簡単に取り除くことができるので、試してみてくださいね。

ドライヤーのお手入れ方法その2:コードのねじれをとってあげる

気付いたらドライヤーのコードが「クルクルとねじれてしまっている」なんて経験はないでしょうか?

このコードのねじれは断線を引き起こすリスクもあるため、ちょっとねじれてきていると感じたら早めに対処してあげるようにしましょう。

このねじれはドライヤー本体にグルグルと巻き付けたり、いつも同じような使い方をしていることで起きる「癖」のようなもので、強くねじれてしまうとこの癖を直すのも一苦労してしまうので気を付ける必要があります。

直す方法にはいろいろとあるのですが、おすすめのやり方をいくつかご紹介しますね。

ドライヤーのコードのねじれを直す方法

ここからはねじれてしまったドライヤーのコードを直す方法をお伝えしていきますね。

まずはひとつめの方法として…

  1. ねじれたコードを少し力を入れながら引っ張り、ねじれた方向とは逆に向かってねじり直します
  2. あまり力を入れると断線してしまう可能性があるので、力加減には気を付けてください
  3. ねじれ癖の付いた方向と逆にねじってあげることで癖が改善されます

以上の方法でねじれを改善することができるので、ぜひ試してみてくださいね。

まだあまりにもねじれがひどい場合は別の方法として…

コードのねじれがひどい場合


ねじれたコードにドライヤーの温風を当てながら引っ張ってあげるようにします。
この時コードが熱を持ってしまったりビニールが溶ける可能性があるので、「弱風」で熱を加えながら引っ張ってあげましょう。

※注記:同じ部分に長時間熱を加え続けると思わぬトラブルの原因になるの気を付けてください。

扱い方には注意が必要ですが、上記のやり方でコードを引っ張ってあげることでねじれ癖をとることができますよ。

ドライヤーの寿命を長持ちさせるには収納場所や保管方法も大切!

お手入れとはちょっと違うのですが、ふだん使っているドライヤーをすこしでも長持ちさせるには収納場所や保管方法にも気をつかわなくてはいけません。

いつもドライヤーを使ったら洗面所に置きっぱなしの方も多いと思いますが、実はそれってドライヤーの寿命を縮めてしまう可能性があるんです。

洗面所は湿度の高い場所でもあるので、ドライヤーをそのまま置いておくことで部品が錆びてしまったりする原因になります。

そうならないためにも湿度の低い場所にしっかりと保管しておくことが大切なんですよ。

また別の記事でドライヤーの収納場所や保管方法について詳しくご紹介しているので、そちらの記事も併せてチェックしてみてくださいね。

ドライヤーの寿命が来たら買い替え時!そのまま使わず新しいものに切り替えよう

こちらの記事ではドライヤーの寿命についてご紹介させていただきましたが、一度壊れたものは修理に出したりするとデメリットが多いので、あきらめて新しいものに買い替えてしまった方がいいです。

そうすることで無駄な修理費を払ったり、修理期間中にドライヤーなしの生活を送らずに済むようになりますよ。

もし使っているドライヤーに異変があったらそのまま使わずすぐに使用をやめ、電源プラグを抜くようにしてくださいね。

そのまま使い続けるとご紹介した通り、思わぬトラブルを起こしてしまうため気を付けなくてはいけません。

万が一、なにかおかしいと思ったらトラブルを起こさないようにするためにも、新しいドライヤーを買い替えてあげるようにしてくださいね。

別の記事ではおすすめのドライヤーを厳選してご紹介しているので、そちらの記事も併せてチェックしてみてください。