美肌を目指す人にとって、毛穴の黒ずみって悩みの種ですね。

毛穴が目立つと触ってみても肌に滑らかさがないのがわかるし、イチゴの表面のようにデコボコした肌を人に見られるのはイヤですね。

しかも黒ずみなんて出てきたら…「一気にゴソッと無理やりでもとりたい」と思ってしまう人もいるのではないでしょうか。

でも、あせって毛穴や肌を傷つけるわけにはいきません。

そんなことを考えなくても、正しい知識で黒ずみ対策やケアを進めていけば改善していくし、毛穴が目立たなくなったり、黒ずみができにくい肌に近づけていくことも可能です。

そんな毛穴と黒ずみケアを徹底するためのコツをお伝えします。

陶器のように滑らかでツルツルな肌を手に入れる手立てとして、是非取り入れてみてください。

そもそも毛穴の役割って?3つの代表的役割

毛穴は、人体にとってとても重要な影響を及ぼす機能を備えています。

以下に、毛穴の果たす代表的な役割を3点紹介しましょう。

毛穴の役割その1.老廃物の排出(デトックス)

毛穴の奥には皮脂を作って肌表面から排出させる機能を持つ皮脂腺があります。

また、汗を分泌させるアポクリン汗腺もあります。

汗や皮脂が分泌される時、老廃物も一緒に体の外に排出されます。

つまり、毛穴を通して不要な老廃物のデトックスが進められているわけです。

毛穴の役割その2.体温調節

毛穴は開いたり閉じたりすることで、人間の体温を調節する役割も果たします。

例えば、暑い時には毛穴は開かれ、体にためこまれた熱を外に出して、体温が上がるのを防いでいます。

反対に、寒い時には毛穴は閉じられ、熱が体の外に逃げてしまうのを防いで、体温が下がらないようにします。

「毛穴」と呼ばれるぐらいですから、毛穴からは細い毛が生えています。

とても軟らかく、細いためにとくに顔部分では毛そのものは目立ちませんが、寒い時に「鳥肌が立つ」という表現を使うこともあるし、その時は腕などで毛が総立ちになっているのが目に見えて分かりますね。

それは、寒い時に毛穴にある立毛筋という筋肉が収縮して毛を立たせることで、毛穴をふさいだ状態にしているのです。

つまり、毛穴を閉じることで体温を調節する働きが進んでいる証拠なのです。

毛穴の役割その3.肌の保護作用

皮脂腺で作られる皮脂が肌表面で皮脂膜を作り、肌から水分が蒸発するのを防ぐ働きを持っていることを知る人は、少なくないかもしれません。

ですが、皮脂にはほかにも肌を守る上で重要な機能があります。

それは、肌表面を弱酸性の状態に保つという性質です。

肌が弱酸性に保たれていると、有害な細菌の繁殖を防ぐのに有効な状態が続きます。

ですので、皮脂を作る毛穴は、肌を保護するためのカギを握っている存在と言えるのです。

気になる毛穴の黒ずみにはこんな原因がある!

続いて、毛穴の黒ずみの原因として、考えられるものをあげていきましょう。

「これ」と言った一つの原因があるわけではなく、いくつかのケースが想定されます。

以下にまとめてみました。

毛穴の黒ずみの原因1.角栓が原因となっているケース

美肌を目指す人にとって、肌の生まれ変わりのメカニズムであるターンオーバーは、もはやキーワードになっていますね。

つまり、肌深部の基底層で作り出された新しい細胞が、徐々に肌表面まで押し上げられ、最後には垢となって表面で剥がれ落ちるというメカニズムです。

ターンオーバーのサイクルは通常は28日間で完結するのですが、不規則な生活を送ったりしてサイクルが乱れると、肌表面で剥がれ落ち切れなかった細胞が、角質として残ってしまいます。

古い角質が毛穴にたまり、そこに皮脂が混じると角栓となって毛穴をふさいでしまいます。

角栓は硬いため、角栓のある毛穴はポツポツとしていて目立ちます。

そして、そのまま時間が過ぎてしまうと、変色して黒ずみの原因にもつながってしまうのです。

黒角栓毛穴とは?

なぜ、時間を置くと角栓が変色してしまうのでしょうか。

理由としては、皮脂の酸化があげられます。

皮脂は元々は透明なのですが、空気にずっと触れていることで酸化して、黒く変色します。

そのため、皮脂を含んだ角栓が黒っぽくなり、毛穴が黒ずんで見えるようになるのです。

毛穴の黒ずみの原因2.産毛が濃い、もしくは色素が濃い

前述したように、毛穴からは細くて軟らかい産毛が生えています。

産毛が毛穴の中で埋まっていて、毛先が顔を出していない状態だったりすると、毛穴そのものが黒く見えてしまうことがあります。

産毛や産毛の色素が濃いとなおさら、毛穴の外見が黒っぽく感じられてしまうのです。

毛穴の黒ずみの原因3.メラニン毛穴となっている

実は、毛穴に皮脂が詰まって酸化すると、黒く変色するだけでなく、肌に有害な影響を及ぼす物質に変わってしまいます。

こうしてできた有害物質の働きを防ごうとして、肌の奥の基底層でメラニンが作られるようになります。

あるいは、紫外線を大量に浴びた後も、刺激から肌を守るためにメラニンが作られます。

メラニンが、シミの元にもなる色素であることは、多くの方がご存じですよね。

このようにしてできたメラニンが毛穴の周辺に集まり、蓄積・沈着してしまった場合も毛穴が黒っぽく見えます。

このような状態を「メラニン毛穴」と呼んでいて、毛穴の黒ずみの一因にあげられるのです。

毛穴の黒ずみの一番の原因は肌の乾燥!

肌が乾燥していると多くの肌トラブルを引き起こすと言われていますが、毛穴の黒ずみも例外ではありません。

それは、肌の乾燥が過剰な皮脂分泌を生じさせるというメカニズムが原因です。

肌の水分量が減り、自らを外部の刺激から守るバリア機能が低下すると、肌はこれ以上乾燥を進めさせないために皮脂を過剰に分泌してしまうのです。

こうして過剰に分泌された皮脂がやがて酸化して黒く変色し、黒ずみの元になってしまいます。

ですので、スキンケアでうるおいを補給するなどして、乾燥肌を防ぐことが重要となるのです。

水分量が多い肌は黒ずみ毛穴が目立たない

そもそも肌の水分量が多いと、毛穴が目立ちにくくなります。

水分をたっぷりと含んだ肌はふっくらとしていてハリがあり、内部から毛穴を押し上げる力が働くようになり、結果毛穴が小さくなります。

肌の乾燥を防ぐだけでなく、十分な水分量を肌にたくわえるための保湿ケアも念入りに実行するようにしましょう。

毛穴の黒ずみのトラブルタイプは4種類

毛穴の黒ずみの原因にはいくつかのケースが絡んでいて、複雑であることがわかっていただけたでしょうか。

原因をもとに考えていくと、黒ずみを抱える毛穴には、4種類のタイプが存在すると言えます。

毛穴の黒ずみのタイプ1.汚れ詰まり毛穴タイプ

「毛穴がポツポツとしていて、ふくらんでいる」といった場合は、毛穴の中で汚れ詰まりを引き起こしていることが考えられます。

古い角質や汗、皮脂、落とし切れなかったファンデーションの成分などが混じりあって硬くなったり、どんどんたまって毛穴の出口をふさいでいる状態です。

当然、角栓もできます。

前述したように、角栓が毛穴詰まりを起こし、時間の経過とともに皮脂が酸化を起こして黒くなることで、毛穴にたまった汚れが黒くなって見えるのです。

これが、汚れ詰まり毛穴タイプです。

毛穴の黒ずみのタイプ2.開き毛穴タイプ

顔の毛穴の大きさは、通常では0・1~0・2平方ミリメートルです。

それよりも大きいと、外見上も「毛穴が開いている」と感じられるようになります。

どうしてそんな風になるのかと言うと、まず皮脂が多く分泌されるために、出口である毛穴が大きく開いているケースが想定されます。

ほかにも、肌がたるんでしまったために、毛穴部分の弾力が落ちてゆるんだ状態になり、穴が大きく開いて見えている場合も、開き毛穴に当てはまります。

汚れ詰まり毛穴タイプのところでも述べましたが、毛穴に角栓が詰まって酸化していくと、黒く変色していきます。

さらに毛穴が大きく開いていると、黒ずみが一層目立ってしまうのです。

毛穴の黒ずみのタイプ3.オイリー肌毛穴タイプ

皮脂の分泌量が多いオイリー肌の人も、毛穴の黒ずみに悩まされやすい環境にあります。

皮脂が多いということは角栓もできやすくなるし、当然、角栓や汚れなどで毛穴が詰まった状態にしておくと、さらにそこに皮脂もたまりやすくなります。

そして酸化して放置された皮脂が黒っぽく変色して、毛穴の黒ずみが目立つというパターンにおちいってしまうのです。

毛穴の黒ずみのタイプ4.メラニン毛穴タイプ

メラニン毛穴についてはすでに紹介しましたが、こちらは角栓や汚れとは違い、色素が沈着することで毛穴が黒っぽく見えるという点が特徴です。

自分がどの毛穴の黒ずみなのか判断しよう!

以上の毛穴タイプの特徴をつかんだ上で、「自分の毛穴の黒ずみがどのタイプに属しているのか」を判断してみましょう。

毛穴タイプを把握することで、黒ずみの原因や対処法も割り出しやすくなります。

やってはいけない間違った毛穴の黒ずみケアTOP6とは?

毛穴の黒ずみができるのを防ぐために、ここからはスキンケアでやってはいけないNG行為をあげていきたいと思います。

肌に良かれと思ってやっていたことが、知らないうちに毛穴の黒ずみをつくる元につながっているかもしれません。

次のような行為をしている場合は、直ちにやめるようにしてください。

間違った毛穴の黒ずみケア1.毛穴パック

角栓や毛穴の汚れがごっそり取れる毛穴パックは、魅力的に感じられるアイテムかもしれません。

ですが、毛穴のケアを考えるのなら、毛穴パックは逆効果となる危険性があります。

なぜなら、毛穴パックは角質や皮脂を取り除き過ぎてしまう可能性があるからです。

角質や皮脂を肌にとって必要な分量以上に除去し、肌の水分量や油分量が不足してしまうと、かえって皮脂の過剰分泌を招くことにもなりかねません。

「黒ずみごと取り除きたい」なんて衝動にかられてしまうかもしれませんが、毛穴パックの使用は避けるようにしてください。

とくにシートで剥がすタイプの毛穴パックは刺激も強いため、禁物です。

間違った毛穴の黒ずみケア2.刺激の強いクレンジング剤を使う

メイクを素早く落とすことをうたっていたり、ふき取りタイプのクレンジング剤は刺激が強く、肌への負担が大きくなります。

そのようなクレンジング剤を使っていると肌の乾燥を招きやすくなり、毛穴が目立ってしまいます。

とくにメイクを乳化させる界面活性剤が強い製品は、肌のうるおいが奪われやすくなるので、注意してくださいね。

間違った毛穴の黒ずみケア3.角栓を無理に押し出す行為

毛穴から飛び出た角栓を見つけると、思わず爪で押し出してしまいたくなることもあるかもしれませんが、これもNGです。

角栓を押し出すために圧迫した周辺の皮膚が傷ついたり、爪からばい菌が毛穴に入り込んで炎症を起こす危険性もあります。
 

間違った毛穴の黒ずみケア4.洗浄力の強すぎる洗顔料

洗浄力の強すぎる洗顔料を使って洗顔していると、肌に大きな刺激や負担を与えてしまうことになり、毛穴をケアするうえで逆効果となるケースもあります。

とくに以下のような洗顔料は、使い過ぎると危険です。

スクラブ洗顔料を「毎日使う」のは毛穴の黒ずみ的にはNG

微粒子の入ったスクラブ洗顔料は、毛穴の奥の汚れや皮脂、古い角質などをスクラブが落としてくれるため、黒ずみに悩む人の中には重宝しているケースも少なくないかもしれません。

ですが、毎日使ってしまうとスクラブの摩擦で肌を傷つけることにもなりかねません。

毎日スクラブ洗顔料を使って汚れを落とし切る日が続くと、肌のバリア機能が低下したり、水分が逃げやすくなる可能性もあり、水分不足が続くとかえって皮脂の過剰分泌を引き起こすかもしれません。

そのような状態を引き起こさないためにも、スクラブ洗顔は週に1回程度にとどめるなどして、毎日使うのは避けてください。

AHAや酵素系の洗顔料を「毎日使う」のは毛穴の黒ずみ的にはNG

フルーツ酸など酸の力を使ったAHAや酵素系の洗顔料にも、角質を溶かしたり、角質と皮脂を取り除く効果が見込まれますが、使いすぎると肌に負担をかけ、トラブルの元となる可能性もあります。

ですので、毎日のようにAHAや酵素系のアイテムを使うような洗顔の仕方も、しないようにしましょう。

間違った毛穴の黒ずみケア5.重曹で黒ずみを除去する

重曹を洗顔や洗髪に使う方法が人気をえていますが、重曹を洗顔などスキンケアに活用するのはオススメできません。

重曹は粒子が大きいため、洗顔に使うと肌にダメージを与える可能性があります。

肌トラブルを引き起こしてしまっては元も子もないため、重曹で洗顔するのはやめましょう。

間違った毛穴の黒ずみケア6.洗顔ブラシを使う

軟らかい毛の洗顔ブラシを使って、毛穴の汚れを浮かび上がらせて落とすというスキンケアをしている人も多いかもしれませんが、これもNGです。

洗顔ブラシは使う時に力が入ってしまいがちです。

黒ずみのように毛穴にトラブルを抱えている人が洗顔ブラシを使ってしまうと、かえって肌を傷つけてしまう可能性もあり危険です。

黒ずみを解消するために洗顔ブラシを使うのは、避けてください。

毛穴の汚れを除去しすぎると黒ずみはさらに悪化する!

実は、黒ずみが悪化する原因には、毛穴の汚れの落としすぎが含まれているケースもあります。

例えば、毛穴詰まりを解消させようとして、肌にとって必要な皮脂までごっそりと落としてしまうと、肌からうるおいまで奪われます。

そうすると肌がうるおい不足を解消するために皮脂を大量に分泌することになり、過剰に増えた皮脂が酸化して黒ずみがひどくなってしまう、という悪循環におちいってしまうケースがあげられます。

肌が傷んで取り返しのつかない毛穴の黒ずみ状況に?

これまでにもあげてきたように、毛穴の汚れを落とすケアはやり過ぎると肌や毛穴を傷つける危険性が潜んでいます。

肌にダメージを与えるようなケアを繰り返すと、乾燥を招くことになります。

乾燥はかえって皮脂を過剰分泌させて毛穴詰まりを起こさせてしまうほか、シワなどさまざまな肌トラブルの元にもなります。

さらに肝心の毛穴がダメージによって開きやすくなったりすると、黒ずみケアどころではなくなってしまいます。

取り返しのつかない状況におちいらせないためにも、くれぐれも行き過ぎたスキンケアをしないように注意しましょう。

毛穴の黒ずみをしっかりと除去する方法!重要ポイント7つ!

間違ったケア法で傷つけてしまうことのないように、毛穴は優しく慎重に扱わなければいけないということが、わかっていただけましたでしょうか。

では、実際にできてしまった黒ずみを解消させるには、どのような手段をとればよいでしょうか。

具体的な対処法を紹介しましょう。

毛穴の黒ずみ除去法 その1.蒸しタオルで蒸してから洗顔する

まず、洗顔をする前に、蒸しタオルを顔に当て、肌を柔らかくする方法が有効です。

蒸しタオルを顔に当てることで固まっていた角栓も軟らかくなり、皮脂腺から皮脂が分泌されやすくなります。

そうすると、軟らかくなった角栓を皮脂が毛穴の外に押し出してくれる効果も見込まれます。

毛穴の黒ずみに悩む人にとって、洗顔前の心強い下準備になるでしょう。

毛穴の黒ずみ除去法 その2.コットンパックでほぐしてから洗顔する

毛穴の汚れを落とす水橋保寿堂製薬のスプレータイプリキッドクレンジング「エマルジョンリムーバー」やクレンジングミルクを使ったケアも、注目の上がっている手段です。

いずれもこれらのアイテムとコットンを使ってパックをしたり、ふき取りをして洗顔するというやり方が、評判を集めています。

コットンパックのやり方手順

エマルジョンリムーバーを使ったコットンパックは、まずコットンにリキッドをたっぷりと染み込ませることがコツです。

そして、ひたひたにリキッドを含んだコットンを鼻などに乗せて2分ほど放置した後、軽くふき取るようにしてコットンを肌から離します。

このようなやり方を試した結果、「毛穴の黒ずみが気にならなくなった」などの口コミが多く寄せられています。

毛穴の黒ずみ除去法 その3.クレンジングを正しく行う

先に述べたように、クレンジングは肌への刺激の強いアイテムを使わないように注意しましょう。

そして、実際にクレンジング剤をつける時には、肌を軽くなでるような優しいタッチでなじませていくようにしましょう。

無理やりメイクを浮かせようとして、力を入れて肌をこすってはいけません。

また、しっかりとクレンジング剤をなじませようとして、必要以上に長い時間行う行為もNGです。

クレンジングにかける時間は、1、2分ほどで十分です。

そして、クレンジング後はお湯でしっかりとクレンジング剤をすすぎ落としましょう。

別記事でクレンジングの正しいやり方について詳しく解説している記事があるので、時間を作って読んでみてくださいね。

毛穴の黒ずみ除去法 その4.黒ずみを落とす洗顔方法

肌に負担をかけない洗顔方法についてはこちらの記事で説明していますが、いざ洗顔する時にも、黒ずみ毛穴に悩む人にとって注意すべきポイントがあります。

従来通り、洗顔料はよく泡立てて使うことが重要ですが、まず皮脂の分泌が多いおでこや鼻から洗うようにしましょう。

そして、洗う時は指の腹を使ってそっと洗顔料を肌になじませることが肝心です。

とくに毛穴の黒ずみが気になる人がやりがちな方法として、毛穴から汚れを押し出そうとして、力を入れて肌をこするといった例があげられますが、そのようなやり方は毛穴そのものを傷つけてしまう危険性もあり、NGです。

泡をやさしく肌に乗せていったら、ぬるま湯でしっかりと泡が残らないようにすすぐようにしましょう。

そして、泡や汚れを落とし終えたら冷水を使って洗い直します。

きれいにした毛穴を冷水で最後に引き締める感覚で、洗顔をしめくくります。

このような流れを習慣づけて洗顔することで、徐々に黒ずみが取れやすくなり、新しい黒ずみもできにくくなります。

そして、タオルで水気を取り除く際にも、ゴシゴシと顔をこすって毛穴を傷つけないように、やさしく行うことを忘れないようにしてください。

毛穴の黒ずみ除去法 その5.炭酸マスクを使う

炭酸マスクは、美容分野の中で注目度が上がってきているアイテムですが、毛穴のトラブルにも有効です。

炭酸には血行促進効果による老廃物の排出アップや、ターンオーバーの正常化といった働きが見込まれるため、不要な角質の蓄積などの解消に役立ちます。

さらに、炭酸には毛穴に詰まった細かい汚れを吸着して排出する効果も含まれます。

利用頻度を守ったうえで、毛穴の黒ずみケアアイテムとして炭酸マスクも加えてみてはいかがでしょうか。

毛穴の黒ずみ除去法 その6.毛穴の黒ずみを綿棒で落とす方法がある?

綿棒とオリーブオイルを使って小鼻の毛穴の黒ずみをケアする方法が昨今、話題を呼んでいます。

毛穴の黒ずみが目立つパーツでもある小鼻は指だけではケアが行き届きにくい部位ですが、綿棒を使うことで実際に細かいところまでオリーブオイルの成分を浸透させることが可能になります。

ただし、毛穴の奥に詰まった皮脂まで取り除くのは厳しいうえに、力を入れて綿棒を肌に当てたりするとダメージの元にもなるため、力加減を調整して行う必要があります。

綿棒とオリーブオイルを使った毛穴の黒ずみケアのやり方

具体的なやり方としては、洗顔と保湿ケアを行った後の小鼻にオイルをたっぷりと染み込ませた綿棒を当て、オイルを肌になじませます。

そしてマッサージするように綿棒をクルクルと回していくと、角栓が浮き出やすくなります。

浮き出てきた角栓を綿棒に付けて取ったり、綿棒2本で挟んで取り出します。

毛穴の黒ずみ除去法 その7.オロナインが毛穴の黒ずみを落としてくれる!

切り傷やニキビへの効果などでおなじみの大塚製薬のオロナインH軟膏を使って小鼻をパックし、毛穴の黒ずみを落とすというやり方も、注目され続けている手段です。

オロナインに含まれるオリーブオイルが古い角質や汚れを浮き上がらせることで、毛穴汚れが落ちやすくなるとみられており、事実「角栓が取れた」といった口コミも寄せられています。

一方で、オロナインの効果・効能の中で、毛穴の黒ずみや角栓除去は正式にあげられていません。

オロナインには殺菌成分も含まれており、常在菌まで殺してしまうとかえって肌のバリア機能が低下して、肌トラブルを引き起こす可能性なども否定できません。

「肌に負担を及ぼしている」と感じられたら、頻繁にオロナインパックをしないように注意してください。

オロナインパックで毛穴の黒ずみを除去するやり方

まず、小鼻にオロナインをたっぷりと塗り、10~15分ほど放置します。

時間になったら、蒸しタオルやスチームを顔に当て、毛穴を開かせた後、オロナインを洗い流します。

しっかりと軟膏をすすぎ落とすことができたら、洗顔を行い、最後に冷水を使って毛穴の引き締めを図ります。

大事なのは生活習慣の改善と一緒に毛穴の黒ずみ解消をおこなっていくこと!

スキンケアに関連して毛穴の黒ずみ解消策を紹介してきましたが、実は黒ずみケアには生活習慣の改善も欠かせません。

毛穴の黒ずみに限らず、肌トラブルの原因はストレスや不規則な生活、睡眠不足、偏った食事などが絡んでいるケースも少なくありません。

ここからは、毛穴の黒ずみを未然に防ぐために役立つ情報を紹介していきますが、生活習慣上のポイントも多く含まれています。

毛穴の黒ずみの早期の改善を望むのでしたら、スキンケアとともに生活習慣の改善も進めていくようにしましょう。

毛穴の黒ずみがたまらないようにケアする方法とは?

それでは、毛穴に黒ずみがたまらないようにするケア法について、生活習慣上の注意点も含めて紹介していきましょう。

以下の点を意識することで、毛穴に優しい肌環境を整えるカギとなります。

毛穴の黒ずみの予防 その1.帰宅したらできるだけすぐに顔を洗う

毛穴汚れの元にもなるメイクは、家に帰ったらすぐに落とす方がベターです。

すぐにクレンジングや洗顔をすれば、同じく黒ずみの一因でもある皮脂もすみやかに落とすことができます。

帰宅後のクレンジングと洗顔を習慣づけるようにしましょう。

毛穴の黒ずみの予防 その2.紫外線を防ぐ

メラニン毛穴の原因として、紫外線を大量に浴びることがあげられます。

ほかにも紫外線は肌の弾力を保つことで知られるコラーゲンやエラスチンにダメージを与えるという影響も持っているため、紫外線を浴びた結果、肌がたるんで毛穴が大きく開き、黒ずみが目立ってしまう事態にもおちいりかねません。

外出する際には帽子や日傘を使って紫外線の影響から肌を守りましょう。

日焼け止めも必ずつけるようにしてください。

毛穴の黒ずみの予防 その3.代謝を上げることをおこなっていく

毛穴のケアを促すためには、肌のターンオーバーを正常化させることもポイントです。

ターンオーバーがスムーズだと毛穴に古い角質が残りにくくなり、皮脂のバランスも整います。

ターンオーバーは表皮の新陳代謝のことを指します。

ターンオーバーを促進させるためには、代謝アップにつながる生活習慣を身に着けることが重要です。

日常生活に運動や十分な睡眠を取り入れることを意識するなど、代謝を上げる努力を怠らないようにしましょう。

毛穴の黒ずみの予防 その4.食事習慣の改善

代謝アップを図る手段として、食事習慣の改善もあげられます。

ここではとくに毛穴の黒ずみ対策として、食事の面で気をつけるべき点を紹介しましょう。

毛穴の黒ずみを作りやすい食事を避ける

肉や魚、卵、乳製品などに含まれる動物性たんぱく質には黒ずみの要因でもある皮脂を多く分泌させる働きがあります。

肉中心の食事などにかたよっている場合は、大豆など植物性の食品からもたんぱく質を摂るようにするなど、改善を図ってみましょう。

また、お菓子などに含まれる糖分も、摂りすぎると皮脂の分泌量を増やすことにつながるので、気をつけてください。

毛穴の黒ずみを食事で対策するなら…光毒性のある成分「ソラレン」に注意!

シミ予防に日ごろから注意を払っている人であれば、「光毒性」は気になるワードに含まれるのではないでしょうか。

光毒性とは紫外線を吸収して、肌にシミや色素沈着を招きやすくなる性質を指しますが、食品の中にも光毒性を持っているものが存在します。

それはソラレンという成分を含む食品です。

ソラレンを多く含む食べ物としては、オレンジ、レモン、グレープフルーツ、キウイ、キュウリなどがあります。

これらの食べ物は紫外線を浴びる外出前に食べるのは極力避け、夜間などに摂ることをオススメします。
  

毛穴の黒ずみ解消のために積極的に摂るべき食品はこれ!

皮脂量をコントロールするのに効果的な栄養素として、ビタミンB2があげられます。

ビタミンB2はみそやのり、緑茶などに豊富に含まれます。

美白効果で有名なビタミンCにも、皮脂をコントロールする働きがあります。

しかし、ビタミンCを多く含む食べ物には、先にあげたソラレンも豊富であるものが少なくないため、注意が必要です。

ソラレンが少なく、ビタミンCも豊富に摂取できる食べ物としては、ゴーヤ、りんご、バナナ、イチゴ、キャベツがあります。

毛穴の黒ずみの予防 その5.美白化粧品を使う

メラニン毛穴が原因で黒ずみが目立つ肌にしないためには、美白化粧品を使うことがオススメです。

美白化粧品はメラニン生成や皮脂の酸化を抑える効果のある成分などが配合されています。

シミやそばかすだけでなく、色素沈着も改善させていく機能も含まれるため、メラニン毛穴による黒ずみに効果的に働きかけてくれます。

毛穴の黒ずみの予防 その6.ピーリングを定期的におこなう

毛穴の黒ずみを作る要因でもある古い角質を除去する効果的な方法として、ピーリングもオススメです。

定期的にピーリングをすることで、余分な角質がたまりにくくなることも期待できます。

後に触れるように、ピーリングはクリニックでも受けることができますが、セルフケアでピーリングをおこなえるスキンケア用品も販売されています。

肌に余分な刺激を与えないためにも、週に1回を超える頻度ではおこなわないようにしたり、ジェルやミルク、クリームのようにソフトな感触のアイテムを選びましょう。

毛穴の黒ずみの予防 その7.美容家電でケアする

毛穴の黒ずみに対応したホームケアとしては、美容家電を使うという方法もあります。

毛穴汚れや皮脂を吸い取る吸引器や、超音波などを使って角質や毛穴汚れに働きかけるピーリング器具など、自宅で気軽に扱える家電製品が販売されていますので、毛穴ケアのアイテムに加えてみるのもいかがでしょうか。

毛穴の黒ずみをケアするための上手な「洗顔料の選び方」とは?

さて、毛穴の黒ずみをスムーズに解消する方法を実践するうえでも必需品となる、基本的なスキンケア用品に目を向けてみましょう。

洗顔料については、肌タイプに合ったアイテムを選ぶことがカギとなります。

タイプ別に適した洗顔料の特徴を紹介してみましょう。

毛穴の黒ずみ洗顔料の選び方:普通肌

肌の水分量が安定している普通肌は、極端にオイリーになったり乾燥したりしない人がほとんどです。

普通肌の場合、洗顔料を選ぶ際に配合成分や形状などの好ましい条件は比較的限られないと言えます。

成分的に見れば、毛穴詰まりを解消させるためにAHAや酵素系の洗顔料を使うというのも良いでしょう。

ただし前述したように、そういったアイテムは肌に過度な負担をかけないために、いずれも毎日使うことのないようにしましょう。

皮脂の酸化を防ぐため、ビタミンCやビタミンEなど抗酸化作用のある成分を含む洗顔料もオススメです。

毛穴の黒ずみ洗顔料の選び方:オイリー肌・混合肌

オイリー肌の場合も、肌に過度な負担をかけないように使用頻度などを考慮したうえで、酵素系やスクラブ入り洗顔料を取り入れても良いでしょう。

皮脂や汚れを吸着してくれるクレイを配合した洗顔料もオススメです。

洗顔料の形状としてはせっけんのほか、フォームやジェルのように、使用感のさっぱりとした種類が向いています。

同様に、鼻やおでこはオイリーなのに頬などは乾燥している混合肌の人にも、せっけんのようにさっぱりとした洗い上がりが感じられる形状の洗顔料がオススメです。

ただし、機能的には汚れをしっかりと落とすことだけでなく、保湿もきっちりとできるものが求められます。

肌を外部刺激から守るバリア機能を向上させるセラミドや、保湿効果のあるヒアルロン酸などの成分にも注目してアイテムを選びましょう。

毛穴の黒ずみ洗顔料の選び方:乾燥肌・敏感肌

保湿を重視したケアが必要な乾燥肌の人も、セラミドやヒアルロン酸などの成分が配合された洗顔料を使うことをオススメします。

そして、洗顔する際に顔をこすったりして肌に余計な刺激を与えないために、せっけんやフォームタイプなど、リッチな泡が出やすい形状の商品を選ぶようにしてください。

敏感肌の場合も、泡立ちの良いせっけんやフォームタイプのアイテムがオススメです。

そして、より肌への刺激を小さくとどめるため、防腐剤や香料などが添加されていない種類を選ぶこともカギです。

毛穴の黒ずみを解消するために…洗顔後のスキンケア用品で押さえたいポイント

洗顔が終わったら化粧水などによるスキンケアに入ります。

とくに毛穴の黒ずみが気になる人向けに、化粧水を中心としたスキンケア用品のオススメポイントを紹介します。

毛穴の黒ずみ対策で選びたい化粧品1:ビタミンC誘導体が配合された化粧水

ビタミンC誘導体には美白のほか、皮脂の酸化防止や毛穴の引き締め、コラーゲン生成促進などの効果も含まれます。

そのため、汚れ詰まりやオイリータイプの毛穴のほか、メラニン毛穴やたるみによる開き毛穴によって黒ずみが目立ってしまっている肌に対してぴったりなスキンケアを施すことができるのです。

毛穴の黒ずみ対策で選びたい化粧品2:保湿成分が配合されたもの

前述したように、肌が乾燥すると黒ずみの原因でもある皮脂が大量に分泌されるリスクが発生するため、化粧水のほか、美容液やクリームなどのスキンケア用品を通じて保湿成分を取り入れることをオススメします。

高い保湿効果が期待される成分としては、すでにあげたセラミドやヒアルロン酸のほか、コラーゲンやプラセンタ、トレハロースなどがあげられます。

毛穴の黒ずみ対策で選びたい化粧品3:収れん化粧水もオススメ

通常の化粧水や乳液の後などにパッティングして使う収れん化粧水には、毛穴を引き締めたり、皮脂をコントロールする効果が含まれます。

とくにオイリー肌タイプの人にとっては、毛穴のケアと黒ずみの元になる皮脂が調整できる優れものアイテムと言えます。

エステで毛穴の黒ずみをケアしてもらうことができる?

ホームケア以外の手立てに目を向けてみると、エステサロンでの施術でも毛穴の黒ずみ改善に関連したメニューは存在します。

エステの場合、フェイシャルケアの中にある毛穴の洗浄が黒ずみ改善に近い施術となります。

毛穴洗浄は、マシンを使った汚れの吸引や毛穴の引き締め、クレンジング、保湿が組み合わさったメニューとして提供されたりします。

フェイシャル全体のケアの中で毛穴についても取り扱うというイメージでとらえると、わかりやすいかもしれません。

エステサロンで有名なところだと、「TBC」や「フェイシャルLABO」が価格も良心的で始めやすいです。

興味があれば公式サイトをチェックしてみてください。

毛穴の黒ずみは皮膚科で治してもらえるの?

では、皮膚科や美容皮膚科などのクリニックではどうでしょうか?

ニキビやシミ、シワと同じように、毛穴の黒ずみや開き、詰まりといったお肌の悩みについてもクリニックで対応してくれます。

事前カウンセリングやアフターケアなど、美容目的の自由診療への対応が充実している美容皮膚科の方がより利用しやすいとも考えられますが、一般の皮膚科でも自由診療の対応を拡充しているクリニックもあります。

いずれにしても、クリニックの診療を受けてみるのも、毛穴の黒ずみ対応策の一つに数えることができます。

クリニックは全国に展開している「美容クリニック」で相談してみるのがおすすめです。東京であれば、青山セレスクリニックでは懇切丁寧な説明を受けることができますよ!

クリニックでの毛穴黒ずみ施術:ケミカルピーリング

まず、毛穴の黒ずみの原因でもある古い角質を取り除く施術として、ケミカルピーリングがあげられます。

具体的にはフルーツ酸などを使い、硬くなっている角質同士の結びつきをゆるめ、角質を剥がれやすくさせていきます。

不要な角質を除去して、ターンオーバーを促進する効果も期待される施術で、料金は5000~1万円程度です。

全国で通いやすいクリニックのおすすめは、湘南美容外科のケミカルピーリングです。

価格がお手頃なのも魅力ですが、湘南美容外科は経営理念が大変素晴らしく、社員教育や施術へのこだわりもすべて「患者さん」のためにベクトルが向いているため、きめ細かいサポートをしてもらえます。

クリニックでの毛穴黒ずみ施術:レーザー治療

レーザー治療も、肌に残った角質や皮脂を取り除くことができる有効な手段です。

肌の弾力アップのカギとしても知られるコラーゲンの再生促進も見込まれるため、たるみによって毛穴が開いて黒ずみが目立つ人にも、オススメです。

料金はクリニックやレーザーの種類などにより、5000~10万円程度と幅広く設定されており、各クリニックでの事前カウンセリングなどで価格についてもチェックする必要がありそうです。

イオン導入

電流を使って肌の内部に美容成分などを浸透させることのできるイオン導入も、オススメです。

毛穴の黒ずみに悩む人には、ビタミンCなどを導入させる方法があります。

ビタミンCには皮脂の分泌やメラニン生成を抑える効果があり、毛穴の黒ずみに悩む人にピッタリです。

さらにコラーゲンの生成にもビタミンCは役立つため、たるみによって毛穴が開いて黒ずみが引き起こされているケースに対しても、有効です。

とくにケミカルピーリングをした後の肌は薬剤が浸透しやすい状態になっているため、ケミカルピーリングを受けた後にビタミンC導入をセットで施術してもらうと、効果アップが見込まれます。

料金は、導入する成分などによっても異なりますが、3000~1万円程度です。

毛穴の黒ずみを落とすのにおすすめのクレンジングは?

前述したように、クレンジングをする際には刺激が強かったり、乾燥を招くようなアイテムは使わないようにした方がベターです。

ふき取り式のシートのように肌への負担が大きいものはもちろんNGですが、オイルタイプのクレンジング剤も、肌が乾燥しやすくなるので避けてください。

リキッドやジェルのタイプも乾燥を招きやすく、また毛穴のメイク汚れを落とし切れにくいというデメリットもあるためオススメできません。

その点で考えると、油分で毛穴汚れを浮かせやすく、汚れが残りにくいうえに肌の乾燥にも強いクリームタイプのクレンジングが、黒ずみに悩む人には向いていると言えます。

ジェルタイプではあるのですが、クレンジングのことを一番に考えられて作られている商品で、オススメはマナラホットクレンジングゲルですね。

部位別毛穴黒ずみの解消方法

これまでは顔の小鼻の毛穴の黒ずみを対象に説明してきましたが、ほかにも毛穴の黒ずみが目立つ部位はあります。

部位別に、黒ずみを解消するのに有効な手段を紹介していきたいと思います。

頬の黒ずみ毛穴

顔の中で小鼻以外に黒ずみ毛穴が気になるパーツと言えば、頬をあげる人も多いのではないでしょうか。

頬の黒ずみ毛穴は小鼻と同様に、毛穴の開きや皮脂の大量分泌、メラニンによって発生します。

小鼻の毛穴黒ずみと同様、汚れをしっかりと落としたり、美白効果の見込まれるスキンケア用品を使うという手段があります。

また、小鼻の場合と同じように、黒ずみ毛穴の背景には乾燥が存在していることも考えられます。

もともと頬は顔の中でも乾燥しやすいパーツですので、保湿や肌の乾燥対策を抜かりなく実行するようにしましょう。

背中の黒ずみ毛穴

背中は顔と比べて自分で肌の様子を頻繁にチェックすることができず、服などの摩擦で皮膚が刺激を受けているうちに、いつの間にか黒ずみが目立つようになってきたというケースも少なくありません。

背中が黒ずんでいる人も肌が乾燥していることが多く、そのためつい背中をかいてしまってさらに肌に刺激を与えてしまうという負のループにもおちいりやすいのです。

前述したように、ただでさえ背中は摩擦を受けやすいのに、加えて肌の乾燥による刺激が重なると、身を守るために肌ではメラニンが作られ、黒ずみにつながります。

うっかり背中を日焼けしてしまった場合もメラニンが大量に作られますし、ニキビ跡がし色素沈着して黒ずみができることもあります。

このような事態を防ぐため、背中にも日常的に化粧水をつけるなど、保湿ケアを心がけることが重要です。

肌のターンオーバー促進や美白を進めるために、生活習慣やスキンケアを見直すこともカギとなるでしょう。

皮膚科や美容皮膚科で診療してもらったり、エステサロンでピーリングなど背中ケアの施術を受けるという手段もあります。

黒ずみ専門の美容クリームを試してみるのも、良いでしょう。

足の黒い毛穴

足の毛穴が黒ずんでいる場合は、カミソリによるムダ毛処理が原因と考えることができます。

カミソリで頻繁にムダ毛を剃ったり、かゆい時に力を入れてかいてしまったり、うっかり日焼けしてしまうと、当然その肌は強い刺激や摩擦を受けることになり、メラニンが作られて色素沈着により黒ずみができてしまいます。

さらに足に老廃物がたまりやすくてむくみや冷えがひどい人の場合、新陳代謝が低下した状態なので、刺激による炎症からの回復も遅く、跡として黒ずみが残りやすくなります。

靴下を履いて足を冷やさないように工夫したり、マッサージをしてむくみを取り除くようにする方法も、取り入れてみてください。

毛穴の黒ずみを落とせる市販のプチプラ洗顔料とは?

毛穴の黒ずみのケアにもさまざまなやり方があり、中にはクリニックやエステでの施術という、比較的費用が高額に及ぶ手段も存在します。

そこで、あまりお金をかけずに黒ずみを日常的にケアできる方法として、毛穴対策に特化した市販のプチプラ洗顔料を使うことをオススメします。

具体的には、AHA配合で角質ケアを毎日行うことができることが強みのクレンジングリサーチウォッシュクレンジング、濃密で弾力性のある泡の感触や、汚れ、皮脂を吸着するすっきりとした洗い上がりが特徴的なオルナオーガニック泥あわ洗顔や、ロゼット洗顔パスタ海泥スムースがあげられます。

また、しみケアブランドとしても有名な第一三共ヘルスケアトランシーノの薬用クリアウォッシュも、角質の柔軟化や剥離作用のあるアケビアエキス、保湿クリームなどが配合されているため、黒ずみへのアプローチ効果も期待できます。

いずれも100~130グラムで600~3700円程度と、お手頃な価格です。

毛穴の黒ずみを除去できるおすすめの洗顔料ランキング

このように、洗顔料にアイテムを絞っても、毛穴の黒ずみケアにオススメの商品は数多くあります。

毛穴の黒ずみ除去に役立つ洗顔料のおすすめランキングも別記事で紹介しますが、ここでは洗顔料を選ぶ時のポイントをあげておきましょう。

まず、毛穴汚れや皮脂を落とす成分を含むだけでなく、ほかにも黒ずみ対策にあげられる保湿や美白に対するケアもできるアイテムを選びましょう。

もしも、自身の黒ずみ毛穴がどのタイプに当てはまるのか把握できている場合は、オイリー肌やメラニン、たるみなど、それぞれのタイプにより適応した効果を含む洗顔料を探すのもオススメです。

例えば、黒ずみや毛穴汚れを効果的に落としたいならAHAの含まれた洗顔料、開いた毛穴をケアしたい場合は汚れ落としと肌の引き締め効果の両面が期待できるクレイ、泥タイプの洗顔料があげられます。

また、前述したように普通肌や乾燥肌、オイリー肌などの肌タイプに合わせて配合成分や形状をチョイスするという手段もあります。

そして、全体的に泡立ちのよいアイテムを選ぶのも有効です。

リッチな泡が毛穴に入り込むことで、指先に力を入れてゴシゴシとこすることなく汚れを除去してくれるようになるからです。

まとめ:毛穴のタイプごとに適切な対策をとろう!

スキンケアを中心に、毛穴の黒ずみを解消したり、予防するヒントはたくさんありますね。

肌の状態や生活習慣を見直したうえで、自分により合っていそうなやり方を選んで実践してみることをオススメします。

ただし、実行してみて少しでも肌への刺激や負担を感じた場合は、そのまま続けてしまうと逆効果にもなりかねないため、思い切って中断して、肌を落ち着かせることに専念する勇気も重要です。

いずれにしても、効果は早期に出るとは限らないため、肌の様子を観察しながら、また場合によってはやり方を変えてみたりしながら、自身に合うスキンケアアイテムやお肌のお手入れ法を探ってみましょう。

息の長い取り組みになるかもしれませんが、続けていくことで毛穴の黒ずみを改善させるだけでなく、透明感のある滑らかな美肌を作り上げることにもつながります。